







|
| 【商品説明】 ・商品名称:RECCE RF 4C/E ファントムⅡ(1/72スケール 9029) ・ブランド: ESCI エッシー ・発売日:1982年 ・「ESCI エッシー」製「マクドネル RF-4C ファントムII」「マクドネル ダグラス RF-4E ファントムII」の1/72スケールキットです。1982年に販売されたもので、初版は同じく1982年に「ESCI」社から「マクドネル F-4E ファントムⅡ」「マクドネル ダグラス F-4F ファントムⅡ」として販売されました。以降、2021年までの間に本キットをベースにバリエーション展開しており、デカールやパーツの差し替えなどにより、以下の9機種が12種類のパッケージで販売されました。 ①「マクドネル F-4C ファントムⅡ」:アメリカが開発した艦上戦闘機「F-4 ファントムⅡ」の空軍型。採用当初「F-110A スペクター(Spectre)」と呼ばれていたが、命名規則変更に伴い「F-4C」に改称。海軍型をベースに空軍仕様に改良、「AIM-4 ファルコン」「AGM-12 ブルパップ」「核爆弾」運用の応力付与、ブーム式空中給油装置と200psi低圧タイヤを装備、複操縦装置の搭載、翼の折り畳み機構を手動に変更。幅広の主輪タイヤ装備により主翼上部に膨らみがつく。1963年5月27日初飛行。 ②「マクドネル F-4D ファントムⅡ」:①の改良型。機首下面の「AAA-4 赤外線探知器」をレーダー警戒受信器に、レーダーを測距機能付き「AN/APQ-109A」に換装したほか、機体により「LORAN 長距離航法システム」追加。生産段階からの標準塗装「SEA迷彩(東南アジア迷彩)」を適用。1965年12月8日初飛行。 ③「マクドネル F-4E ファントムⅡ」:②ベースの対地攻撃能力強化型。機首を延長、「M61 機関砲」「AN/APQ-120」レーダーを搭載、主機を「J79-GE-17」に換装、胴体後部に燃料タンクを追加。後期生産型は機動性向上のため可動式前縁スラットに変更、ブロック53以降は「AGM-65マーベリック」運用能力付与、主機を「J79-GE-17C/ -17E」に換装。1965年8月7日初飛行。 ④「マクドネル ダグラス F-4F ファントムⅡ」:③ベースの西ドイツ空軍向け仕様。可動式前縁スラット付き主翼、固定式前縁スラットが無い在来型スタビレーターを採用、「AIM-7 スパロー」の運用能力削除。後部座席も削除予定だったが、価格高騰のため実現せず。1973年3月18日初飛行。 ⑤「マクドネル F-4J ファントムⅡ」:海軍型「F-4B」ベースの能力向上型。レーダーを「AN/AWG-10」に換装、空軍型「F-4C」用メインギア回りと主翼を採用、「F-4G」用開発機材の搭載、主機を「J79-GE-10」に変更。固定式前縁スラットのあるスタビレーターを採用、低速時の操縦性を改善。1966年5月27日初飛行。 ⑥「マクドネル ダグラス F-4J(UK)/ ファントム F.3」:⑤のイギリス海軍向け。イギリス海軍仕様「ファントム FG.1」のイギリス空軍への移管により、米海軍から中古の「F-4J」15機を購入、一部の機体はイギリス製の装備を併用し「F-4S」規格にアップグレード。第74飛行隊にて運用。1984年8月10日改修初飛行。 ⑦「マクドネル ダグラス F-4S ファントムⅡ」:⑤のアップグレードおよび寿命延長型。レーダーを「AN/AWG-10B」に変更、「AN/ALQ-126 欺瞞ECM」「AN/ALR-46」または「AN/APR-32 レーダー警戒装置」を装備、前縁フラップをスラットに変更。スラットの形状は空軍型「F-4E」と異なる。1977年7月22日改修初飛行。 ⑧「マクドネル RF-4C ファントムⅡ」:偵察機型。機首を延長、形状を変更、「ALQ-125 戦術電子偵察装置」「AN/APQ-99 レーダー」を搭載。機首下部に前方レーダー警戒器、偵察用「KS-87 カメラ機材」を搭載、機首下部に前方と後方、機首両側面にカメラ窓を設置。兵器運用能力が付与され、核兵器と「AIM-9 サイドワインダー」を搭載可能。1964年5月18日初飛行。 ⑨「マクドネル ダグラス RF-4E ファントムⅡ」:③ベースの偵察機型。⑧の機材を搭載、アメリカ空軍不採用、全機が西ドイツ、イラン、イスラエル、日本、ギリシャ、トルコ向けに輸出。水平尾翼(スタビレーター)は戦闘機型「F-4E」と異なり、固定式前縁スラット無しタイプ。1970年9月15日初飛行。 ・上記キットの金型は全て「ESCI」社のものをベースとしており、初版以降の販売元は「ESCI」社、「AMT/ERTL」社、「ESCI/ERTL」社、「Italeri」社、以上の4社になります(2026/9/18現在)。 <「ESCI エッシー」社について> ・「ESCI エッシー 」社はかつて存在したイタリアの模型メーカーです。1930年設立の老舗ですが、本格的なキットの生産と販売は1972年以降で、最初はデカール単体での販売がメインでした。1987年にはアメリカ「ERTL アーテル」と合併し、1992年には新製品の開発が打ち切られると既存製品の多くが生産休止となりました。 ・1993年の会社清算時まで、事業は継続されましたが、1999年に「レーシングチャンピオン(RACING CHAMPIONS)」社に買収されるとスケールモデル販売から撤退、同時に「ESCI エッシー 」ブランドは消滅しました。その後、金型は「ITALERI イタレリ」社に売却され、旧エッシー製品は2001年以降、順次再販されています。 <「ESCI エッシー」社製キットについて> ・1/1200スケールの艦船と、1/48、1/72スケールの航空機、1/35、1/72スケールで軍用車両、1/9スケールでオートバイのキットを販売しています。同社が販売するキット総数は600点以上、ディティールアップ、改造用部品は130点前後のほか、資料などの関連書籍が数点含まれています。 ・「ESCI エッシー 」社の生産部門は、「Italaerei 」などの他、多数の地元協力会社に依存しており、また「オオタキ」社、「LS エルエス」社など日本のメーカーも当社と関わりがありました。 多種多様な職人により金型が制作されたため、製品ごとに品質レベルの差異が見られました。 ・軍用車両のキットは、1/9スケールが最初の製品で、「BMW R75 サイドカー」「ハーレーダビッドソン WLA」「ツェンダップ KS750」「ケッテンクラート」「キューベルワーゲン」が販売されました。 ・1976年に1/35スケールのキットを販売開始。 初期には第二次世界大戦中のものが多く「Sd.kfz.10」「ネーベルヴェルファー」「馬車」などがラインナップの主流でしたが、1987年以降は現用車両も販売されるようになりました。 ・ミニスケールキットについては、当時標準的な1/76スケールではなく、航空機と統一した1/72スケールを採用したことで模型ファンの拡大につながりました。1984年には、AFVの履帯パーツに組み立て式を採用しています。1980年代半ばまでの販売品は全て第二次世界大戦時のもので、1987年以降の新規開発品は全て、当時の現用車両となっています。このほか、ダイオラマベースに車両と兵士を加えた「ジオラマセット」が販売されました。 ・1/35スケールのキットをそのまま縮小したかのようなディティールに富んだ秀作キットが多く、世界中の他メーカーに金型が渡りOEM販売されている製品もあります。国内では「ハセガワ」社が「ミニボックス Eシリーズ」として販売していました。 ・戦車などの「履帯 / キャタピラ」を伴うキットの一部には、パーツ素材にポリエチレンを使用しているものがあります。通常のプラスチック用接着剤では接合できず、熱したドライバーの先などで突出した部分を溶かして溶着させる、ボルトでかしめるような感じ「焼き止め」という方法が組み立て説明書に記載されています。 現在はポリエチレンを接着できる接着剤が数社から販売されています。 ・航空機キットは、1977年に1/48スケールで「現用機シリーズ」を販売開始。「MiG-23」「MiG-27」など当時レアな機体選択にもかかわらず評価はいまひとつでした。 いっぽうで、並行して販売された「大戦機シリーズ」の中でも、「ヘンシェル Hs 123」「ヘンシェル Hs 129」についてはモールドのシャープさなどで人気を博しました。このスケールにおいては全体として第二次世界大戦後の機体が主流となっています。 ・1980年には1/72スケールで「現用機シリーズ」を販売開始。これらのうち「ミラージュ F1」「F-104」「F-4/RF-4」「F-15」「F-16単座/複座型各種」などのキットは販売当初より凹筋彫を採用、フォルムの正確さと日本製金型の精度の高さもあり、世界中の航空機模型ファンから高い評価を得ました。特に「F-100D/F」「F-5A/B」「シーハリアー」については、現在においても1/72スケールのベストキットと評価する向きもあります。 ・1984年には「F-104」や「F-16」などの機体の操縦席部分のみを再現した「コクピットシリーズ」を1/12スケールで販売しています。 <本キットについて> ・初版から44年経つオールドキットですが、同社が良質のナナニイキットを販売した期間のうちで最盛期にあたる作品です。 当時としてはスケール以上のディティールを狙っていたため、パーツ分割やパーツ数については現在の目で見れば幾分多めな印象もうけますが、部品精度は基本的には良い方です。但し、同じキットでも生産ロットにより、特に後期に販売されたものはパーツの経年劣化のほか、再三にわたるOEM販売による金型のくたびれなどにより、バリ、ヒケなども見られます。 パーツの切り離しや仮組みなどの基本工作は必須になります。 ・いまやスケール問わず百花繚乱のファントムキットですが、ナナニイの本キットは販売当時「モノグラム社」製に並び決定版キットの呼び声が高いキットでした。今見てもハッとするような美しく繊細な筋彫りが施されています。アウトラインも良好ですが、レドーム下がモノ社製と比べるとやや、ボリュームが欠けているふうに見受けられるので、気になる向きはパテ盛りするとグッと見栄えがすると思います。 ・細部については現在の眼で見ればいささか寂しく、特にコクピット内部は射出座席、サイドコンソール、計器盤類のディティールが乏しいので、アフターパーツに替えると完成度が格段に上がると思います。また座席射出用レールや前後席隔壁、固定キャノピー中央部内の機器類パーツが省略されているので、こちらはプラ板で追加してあげると良いでしょう。 ・最新キットにおいても、キャノピーの高さが不足していたり、胴体後部の排気口から上部にかけての複雑な三次元曲線が再現されていなかったりと、いまだファントムは一部を除き完全キットに乏しい状況です。ファントムフリークの厳しい目にかなう、ベストキットの登場が待たれるところです。 ・デカールはスペイン空軍、アメリカ空軍、ドイツ空軍、3機種分がセットされています。 <デカール> ・スペイン空軍 Ala 12 「CR.12-41」 ・アメリカ空軍 160 TRS, 187 TRG, Alabama ANG 「63-7746」 Alabama ・ドイツ空軍 AG 51 Immelmann 「35+87」 Leck Cold War 【商品状態】 ・外箱の表面に擦れと凹みと汚れ、また側部に値札の剥がし跡が見受けられます(写真1,9,10をご参照ください)。 | |||||||||||||
| ・パーツ類は未使用です。パーツ3点がランナーから外れています(写真2,4をご参照ください。透明部品3点になります)。 外れたパーツは部品番号をラベルに記載の上、チャック付きビニール袋で保管済みです。 全パーツの検品を行い、欠品はありません。 →なお、「部品番号37」がランナーにありませんが、これは購入当初より無く、また本キット制作では使用しないパーツです(写真5をご参照ください)。 ・デカール類は白色部分の際立つ黄色化は見られませんが、余白部に汚れ(シミ状のもの)が見受けられます(写真2,3をご参照ください。)。 余白部をトリミング、デザインナイフ等で切り取るなどで使用に問題はないかと思われますが、お気になされる方は入札をお控えください。 また、キットは発売から44年経過しており、デカールに経年劣化が生じている可能性も考えられますので、ご承知置きのうえご入札ください。 ※発売より10年以上経過したデカールのご使用時には、破砕予防のため「マイクロスケール」社や「バルケッタ」社が販売する「デカール修復 / 保護剤」の塗布をお勧めいたします。 | |||||||||||||
以上よろしくご検討のほどお願い申し上げます。 |