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英国金貨の王道といえば、やはり「ソブリン」。
こちらは1957年に発行された、エリザベス2世の1ソブリン金貨です。
実はこの「1957年」は、エリザベス2世のソブリンを語るうえで特別な年。
英国ではソブリンの通常生産が長く途絶えていましたが、約20年ぶりとなる本格的な製造が再開されました。エリザベス2世時代の通常発行ソブリンがここから始まった、節目となる年号です。
さらに鋳造枚数にも注目です。この時代のソブリンでは、1959年が1,358,000枚と最も少なく、1957年はそれに次ぐ2,072,000枚。そのため1957年は、「第2特年」と呼ばれる人気の年号です。
「エリザベス2世ソブリン」の始まりを飾った歴史的な年であり、同時に鋳造枚数の少なさという魅力も備えているのが、この1957年ソブリンです。
この年代のソブリンには「若きエリザベス2世」の最初の肖像が採用されています。
王冠を着けず、月桂冠だけを身につけたその姿は、エリザベス2世の肖像の中でも最も優雅で人気の高いデザインのひとつ。
この肖像を手掛けた彫刻家メアリー・ギリックにちなみ、「ギリックソブリン」と呼ばれることもあります。
裏面は、1817年以来続く、
イタリア出身の名彫刻家ピストルッチ作「セントジョージと竜退治」。
馬上から剣を振り下ろすセント・ジョージとその足元でもがく竜は、小さなコインの中とは思えないほど躍動感があり、馬の筋肉や翻るマント、竜の姿まで細かく彫り込まれています。
200年以上の時を経た現在でもソブリンを代表するデザインとして使われる名作です。
そしてこちらはNGC鑑定 MS64の高鑑定。
写真でもお分かりいただけるように、金色の輝きもしっかりと残っており、若き女王の横顔も、セント・ジョージの勇壮な姿も実に美しく映えます。
英国コインがお好きな方はもちろん、初めてソブリンを手にされる方にもおすすめしたい王道の金貨です。