【商品名】 【旧蔵古玩】宋時代 吉州窯 窯変彩紋釉 浅盤 中国古陶磁器 茶道具 収蔵品
【商品説明】 本品は、中国宋代(そうだい)に、江西省の吉州窯(きっしゅうよう)で焼かれたと伝わる窯変(ようへん)の彩紋釉(さいもんゆう)を施した浅盤(あさざら)です。吉州窯は、江西省吉安(きつあん)にあった宋代を代表する陶磁器の窯で、黒釉を基調とした玳瑁(たいみい)釉や木葉天目、剪紙貼花(せんしちょうか)など、個性豊かな意匠の陶磁器を数多く生み出したことで知られています。本品は、そんな吉州窯の伝統を受け継ぎ、黒釉の上に複数の色が複雑に混ざり合う窯変の彩紋が広がる、大変ユニークで華やかな逸品です。
本品の最大の特徴は、盤の表面全体に広がる窯変彩紋の釉(うわぐすり)にあります。黒褐色の釉地の上に、黒い円い形をした結晶の斑が無数に敷き詰められており、まるで豹(ひょう)の毛皮の紋様や、玳瑁(たいみい・海がめの甲羅)の模様のような、力強く個性的な表情を見せます。黒い斑の一つ一つは大きさや形が微妙に異なり、光を受けると結晶が輝き、釉面に深みと奥行きを与えています。
さらにこの黒い斑の合間には、赤や松石藍(まついしあい)、赭黄(しょうおう)といった複数の色の彩りの斑が点在しており、まるで黒い地面に色とりどりの花が咲き乱れているかのような、あるいは蝶々が飛び交っているかのような、大変華やかで賑やかな意匠となっています。赤は鮮やかな朱色、青は澄んだ水色、黄は落ち着いた黄土色で、それぞれの色が黒い斑と対比して一層鮮やかに際立ち、見る角度によって色の見え方が変化する、大変見応えのある釉面です。こうした複数の色が焼成時に自然に混ざり合い、偶然の美しさを生み出すのがまさに「窯変」の妙であり、同じ模様のものは二つと作れない、一点ものの魅力に満ちています。
器型は口(へっこう)の浅腹(せんぷく)の盤で、口元が大きく外に開き、腹部は浅く弧を描いて広がり、小さな高台(こうだい)で支える、安定感のある形をしています。浅く広い器型は、茶の湯の席で茶洗(ちゃせん・茶碗を洗ったり湯を冷ましたりする器)や壺承(こしょう・急須を載せる台)として、あるいは文房の筆洗(ひっせん・筆を洗う器)として、さらには果物や菓子を盛る盛鉢(もりはち)としても、多目的にお使いいただける大変便利な器型です。口の縁には濃い色(しょういろ・茶色)の釉縁が巡り、器全体に引き締まった表情を与えています。盤の内側だけでなく外側にも同じ彩紋釉が施されており、どこから見ても華やかな意匠が楽しめる作りとなっています。
胎土は紫褐色(しかっしょく)の緻密な土で作られており、底の高台の部分は釉がかからずに素地が露出し、落ち着いた紫褐色の質感を見せています。高台の内側には、轆轤(ろくろ)で成形した時の旋り跡(旋痕)が残り、古い陶磁器らしい手作りの風格が感じられます。この紫褐色の胎と、黒を基調とした彩紋釉の組み合わせが、器全体に落ち着いた格調の高さを与えています。
吉州窯の陶磁器は、宋代の市井の人々の暮らしの中で広く愛用されただけでなく、その個性豊かな意匠から、現在では中国古陶磁のコレクションの中でも高い人気を誇っています。特に、黒釉を基調としながら複数の色が織りなす窯変の作品は、吉州窯の独創性を象徴するものとして、多くの愛好家に珍重されています。本品は、黒い豹紋のような結晶斑と、赤・青・黄の彩りの斑が見事に融合した、大変個性的で華やかな一品です。
茶道具や文房具として実用できるだけでなく、中国古陶磁のコレクションや、陶磁器ファンへの贈り物、茶室や書斎の置物としても大変おすすめの逸品です。
【サイズ】 長さ: 19.5cm 高さ: 3.5cm092780
【状態】 長年伝来した古陶磁の器で、釉面の窯変の彩紋も鮮やかに残されており、黒い結晶斑や赤・青・黄の彩りも明瞭です。貫入(釉のひび)や使用痕は見られるものの、割れや欠け、大きな傷は見られません。高台の旋り跡も明瞭で、古物の風格が感じられます。古物の性質上、細かな経年変化がございます。細部は掲載写真をご確認ください。
【注意事項】 ・モニター環境により色合いが異なる場合がございます。 ・サイズは実測値で多少の誤差が生じる場合がございます。 ・陶磁器は衝撃に弱いため、落としたり硬いものにぶつけたりしないよう十分ご注意ください。 ・ご使用前には、ぬるま湯で軽くすすいでからお使いください。 ・お手入れの際は、柔らかいスポンジで洗い、研磨剤や硬いたわしの使用はお避けください(釉面を傷つける恐れがあります)。 ・長期保管の際は、よく乾かしてから柔らかい布などで包み、衝撃の少ない場所で保管してください。
【発送について】 送料無料にて発送いたします。 丁寧に緩衝材で梱包の上、迅速に発送いたします。