タイトリスト「TSR3」ドライバーは、操作性と精密な弾道コントロールを重視する中・上級者向けのモデルとして開発された。
前作「TSi3」の正統進化系であり、ヘッド形状や打感、調整機能の精度など、細部に至るまで改良が加えられている。
特に注目すべきは「Speed Ring VFT フェース」を搭載した点で、フェースセンターに最大の反発性能を持たせる設計となっており、芯で捉えた際の初速性能が非常に高い。
また、前作と同様に「SureFit CGトラックシステム」を搭載しており、プレーヤーのスイング傾向に応じて重心位置を5段階で調整することが可能。これにより、フェード・ドローの打ち分けや球筋の最適化がしやすくなっている。
ヘッド形状は、タイトリストらしい伝統的な洋ナシ型で、構えたときの安心感とターゲットへの向きやすさを兼ね備えている。
空力性能も見直されており、スムーズな振り抜きとスピードアップを意識したシャープなクラウン形状となっている。
<試打感想>
実際に試打してみると、まず打感の柔らかさとボールの「乗り」の良さが印象的。
芯を喰った時の感触は非常にソリッドで、フェースに乗せて押し出せるようなフィーリングが得られ、打音も締まりがあって心地良い。
飛距離性能は高く、特に芯で打てたときのキャリーとランのバランスが良い。
球筋は安定しており、方向性のブレが少なく、左右に散らばるリスクが小さい。
また、トラックウェイトを調整することで、自分の持ち球に合った重心設計が可能となるため、フェードヒッターやドローヒッター問わずフィットする。
一方で、許容性(寛容性)はTSR2に比べるとややシビアであり、芯を外したときの飛距離ロスは一定程度感じられる。
ゆえに、ある程度のミート率とヘッドスピードがあるプレーヤーに適しているといえる。
総じて、フェースコントロールや弾道の操作を重視するゴルファーにとって、精度とパフォーマンスを高いレベルで実現できる一本である。