<アーティスト名>
キングダムカム(KINGDOM COME)

<タイトル>
インユアフェイス(IN YOUR FACE)

<本の種>
バンドスコア

<タブ譜表記>
有

<発行年>
1989年

<出版社>
リットーミュージック

<内容や曲目>
目次写真を掲載しておりますので、ご覧ください 

<書き込み>
無

<その他状態>
経年変化、シミ汚れ、色やけ、裏表紙一部端欠け等ございますが、状態はしっかりとしております。




<バンドスコアライブラリー
〜実際にギターで弾いて感じる、このアルバムの魅力>
キングダム・カムといえば、やはりレッド・ツェッペリンを彷彿とさせる、ブルースを基調とした骨太なハードロックです。
このアルバムのギターを弾いていて感じたのは、単に速く弾いたり、難しいテクニックを披露したりする音楽ではありませんでした。
印象的なギターリフ、粘りのあるチョーキング、深いビブラート、そして何より音の一つひとつに表情をつけることが
フレーズの随所に現れていました。
ギターソロについても、ペンタトニックを中心としたブルージーなフレーズが多く、
音数を詰め込むというより、フレーズの間や音の伸ばし方で聴かせるタイプです。
譜面どおりに音を追うだけでなく、原曲を聴きながらニュアンスを再現していくところに面白さがありました。
また、リフについても、ただパワーコードを弾けばよいというものではなく、ドラムやベースとの絡み、
音を切るタイミング、アクセントの付け方にギターを弾く面白みがありました。


■ おすすめしたいギター曲


● Do You Like It
アルバムを代表する曲だけあって、ギターリフがとにかく印象的でした。
こういうストレートなハードロックのリフは、弾いていて気持ちがよいですね。
一見シンプルに感じる部分もありますが、原曲のようなノリや力強さを出すためには
ピッキングやリズムの取り方が重要でした。
バンドで合わせると、かなり楽しい曲です。

● Who Do You Love
ギターソロを楽しみたい方には、特におすすめしたい曲です。
メロディアスで、ブルースロックらしいフィーリングを感じられるフレーズが弾いてて楽しかったです。
速弾きで押し切るのではなく、チョーキングの音程やビブラート、音の伸ばし方などで表情をつける演奏なので、
このバンドスコアを手に入れたらまずは弾いて見てほしいです。

● The Wind
レッド・ツェッペリンが好きなギタリストなら、思わず弾きたくなるような重厚なギターリフが楽しいです。
特に面白いのは、リフの持つ独特のグルーヴ感です。
ただ音を並べて弾くのではなく、リズムの強弱や音の間を意識する必要がある曲で、それが掴めた時は最高でした。
ブルージーなギターソロも含めて、キングダム・カムらしいギターを楽しめる一曲だと思います。

● Highway 6
個人的には、こういうブルース色の強い曲も面白いと思います。
アコースティックな雰囲気から、歪んだエレキギターによるハードロックへと展開していくところが魅力です。
単にリフやソロをコピーするだけではなく、音色やピッキングのニュアンス、曲全体のダイナミクスを意識して弾く楽しさがありました。
ブルースロックが好きな方には、ぜひ取り組んでいただきたい曲です。

● Overrated
こちらはギターとベースのリズミカルな絡みが面白い曲です。
ギター単体で弾くのもよいですが、やはりベースやドラムと合わせてこそ魅力が出るタイプの楽曲だと思います。
リズムギターのアクセントや音の切り方の練習にも最適な曲でした。
リフを弾く楽しさがあるので、バンドで演奏してみたかった曲です。

● Stargazer
アルバムの中でも、特にメロディアスな雰囲気が印象に残る曲です。
ギターのフレーズに感情を込めて弾ける気持ちのよい一曲です。
力強いハードロックのリフとはまた違った、メロディーを歌わせるようなギターが弾いてて最高です。


■ こんなギタリストにおすすめしたいスコアです
私がこのアルバムのギターで特に魅力を感じるのは、ブルースを基調としながらも、
しっかりとハードロックとしての迫力があるところです。
レッド・ツェッペリンやホワイトスネイクなど、
ブルージーで骨太なハードロックが好きな方には、かなり楽しめる内容だと思います。

また、ギターソロというと速弾きやテクニカルな演奏を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、このアルバムは少し違います。
ペンタトニックを使ったフレーズ、チョーキング、ビブラート、音の強弱など、ロックギターの基本的な表現を生かして、
いかに格好よく聴かせるか。
そうした演奏を練習したい方には、ぜひ手に入れてほしいバンドスコアです。

一方、リフを中心にギターを楽しみたい方にもおすすめです。
単純に歪ませてパワーコードを弾くだけでは出せない、独特のノリやグルーヴがあるので、
原曲を聴き込みながらコピーしていく面白さがありました。


■ 最後に
1980年代のハードロックには、今聴いても色あせないギターリフやソロがたくさんあります。
この『IN YOUR FACE』も、そんな魅力を持ったアルバムの一つだと思います。
ブルースをルーツとしたロックギターの格好よさ。印象的なギターリフを弾く楽しさ、
チョーキングやビブラートでギターを歌わせる面白さ、そしてバンドで音を合わせたときの迫力。
そうしたものを楽しみたいギタリストには、ぜひおすすめしたい一冊です。

1989年発行の絶版バンドスコアですので、当時のキングダム・カムが好きだった方はもちろん、
80年代の洋楽ハードロックをこれからコピーしてみたい方にもおすすめです。


管理番号【261008-A】