





【当時仕様・希少】ホンダ純正流用 早矢仕クロスミッション
6v純正1・2速+モンキーR純正3・4速組み込み
ご覧いただきありがとうございます。即決4万円にしていますが、次回出品時は12000円スタートで出します。気になる方はウォッチお願いします。
横型ホンダエンジンのチューニングで知られる、純正ギヤ流用のクロスミッション、通称
「早矢仕クロス」仕様のミッション一式です。
今回の仕様は、
1速・2速 → 6Vモンキー純正
3速・4速 → モンキーR純正
という組み合わせ。
単純に社外クロスミッションを組むのではなく、異なるホンダ純正ミッションのギヤを組み合わせることで、高回転型の横型エンジンに合うクロスレシオを作り出した、当時ならではの非常にマニアックな仕様です。
■ 早矢仕クロスの何が面白いのか?
このミッションの魅力は、単純に「ギヤ比が近い」というだけではありません。
高回転型の88ccなどでは、エンジンを上まで回してパワーを出す仕様があります。
ところが、せっかく3速で気持ちよく回していても、4速へシフトした瞬間に回転数が大きく落ちてしまうと、パワーバンドから外れてしまいます。
そこで効いてくるのが、この早矢仕クロスです。
3速から4速への回転落ち込みを小さくして、シフトアップ後もエンジンのおいしい回転域を維持しやすい。
つまり、
「2速で回す → 3速でさらに回す → 4速に入れてもまだ回る」
という、高回転型の横型エンジンならではの走りを楽しむためのギヤ比です。
■ ギヤ歯数・ギヤ比
1速 35 / 13 → 2.692 [6Vモンキー系]
2速 31 / 17 → 1.824 [6Vモンキー系]
3速 27 / 20 → 1.350 [モンキーR純正]
4速 24 / 22 → 1.091 [モンキーR純正]
※ギヤ比=カウンター側ギヤ歯数 ÷ メイン側ギヤ歯数
特に注目したいのが
3速→4速です。
3速
1.350
↓
4速
1.091
例えば3速を10,000rpmまで回して4速へシフトアップすると、理論上は約
8,080rpmまでの回転落ち込みで済みます。
約2,000rpmしか落ちないため、シフトアップ後もかなり高い回転域を維持できます。
■ 飯田クロスとの違い
純正流用クロスとして比較されることの多いのが、いわゆる
「飯田クロス」です。
飯田クロスは、
1・2速 → 6Vモンキー
3・4速 → 12Vモンキー
という組み合わせ。
3速は早矢仕クロスと同じ
1.350ですが、4速が
1.043となります。
それに対して早矢仕クロスは、モンキーR純正4速の
1.091。
つまり、
早矢仕クロスの方が3速→4速をさらに近くつないでいるのが特徴です。
3速10,000rpmからシフトアップした場合の理論上の回転数は、
6Vモンキー純正 :約7,370rpm
飯田クロス :約7,730rpm
早矢仕クロス :約8,080rpm
となります。
この差は、高回転型エンジンで積極的にシフトして走るほど効いてきます。
■ 高回転型88ccとの相性
例えば、
88cc前後のボアアップ、ハイカム、ヘッドチューン、大径バルブ、大口径キャブレターなどを組み合わせた、高回転型の横型エンジン。
こうしたエンジンでは、低回転のトルクよりも、回転を上げてパワーを引き出す方向にセッティングすることがあります。
その場合、ギヤを上げるたびに回転数が大きく落ちるミッションよりも、
シフトアップ後もエンジンを高い回転域に留められるクロスレシオの方が、エンジンの特性を活かしやすくなります。
また、登坂路やワインディングで速度が落ちてきた際にも、シフトダウンしてエンジンをおいしい回転域へ戻しやすく、そこから次のギヤへつないでも回転が落ち込みにくい。
そのため、平坦路だけでなく、
登りで積極的にギヤを刻みながら走るような場面でも非常に楽しめるミッションです。
単純に最高速を伸ばすためのミッションというより、
「エンジンのおいしい回転域をつないで、加速・再加速とシフト操作そのものを楽しむためのミッション」
という性格です。
■ なぜ今、早矢仕クロスが希少なのか?
そして、このミッションを語る上でもう一つ重要なのが、
モンキーR純正ギヤを使用していることです。
飯田クロスでは12Vモンキーの純正3・4速を使用します。
一方、早矢仕クロスでは
モンキーRの純正3・4速を使用します。
12Vモンキーは長期間にわたって流通したため、現在でも中古部品を比較的見つけやすい車種です。
それに対してモンキーRは、現在の中古部品市場では12Vモンキーほど部品が流通しておらず、特にミッションのギヤ単体を必要な組み合わせで揃えるのは簡単ではありません。
そのため、現在一から早矢仕クロスを作ろうと思っても、
まずモンキーRのミッション部品を探すところから始める必要があります。
「早矢仕クロスを作りたい」と思っても、12Vモンキーの部品を集めるような感覚では簡単には揃わない。
これが現在この仕様を持つミッションの面白さでもあります。
■ 純正部品を組み合わせた、当時ならではのチューニング
社外レーシングミッションとは違い、使用しているのはホンダ純正ギヤ。
「6Vモンキーの1・2速」
「モンキーRの3・4速」
という異なる車種の純正部品を組み合わせて、一つのクロスレシオを作っています。
横型エンジンのチューニングが盛んだった時代ならではの、非常にマニアックな純正流用です。
今のように社外クロスミッションが豊富に選べる時代とは違い、
手持ちの純正部品や他車種の部品を組み合わせてエンジンの特性に合わせていくという、当時の横型チューニング文化を感じられる仕様だと思います。
■ 商品の状態
実動エンジンより取り外したものです。
取り外すまでは正常に動作しておりました。
各ギヤ・スプラインについて、使用に伴う傷や汚れ、多少の摩耗はありますが、
目立つギヤ欠けや異常な摩耗は見受けられません。
中古部品となりますので、状態については写真をご確認ください。
また、写真に写っている
両端部のスラストワッシャー等の細かな部品は、取り外し後に保管していたものをまとめたものになります。
両端部のクリップ・ワッシャー・小部品が揃っているかについては当方では確認できておりませんので、
こちらはオマケ程度としてお考えください。既存のミッションから交換の場合は両端部に入るワッシャー類はそのまま移植すれば大丈夫かと思いますが、サービスマニュアル等をご確認ください。
組み込みの際には、各ギヤ・シャフト・シフト機構の状態確認、必要に応じた消耗部品の交換、シム・スラスト調整等を行ってください。
純正流用ミッションのため、組み合わせるケースや部品構成によって必要となる部品・調整が異なる場合があります。
■ こんな方におすすめです
・早矢仕クロスを探していた方
・モンキーR純正ギヤを使用したミッションを探している方
・88cc前後の高回転型エンジンを製作している方
・ハイカム、ヘッドチューン、大径バルブ等で上まで回すエンジンを作っている方
・当時風の純正流用チューニングが好きな方
・現在では入手しにくい純正部品をストックしておきたい方
なかなか単体では揃えにくくなったモンキーR純正ギヤを使用した「早矢仕クロス」です。
高回転型の横型エンジンを作っている方、当時の純正流用チューニングにこだわる方には、ぜひご検討いただきたいミッションです。
ノーリターン・ノークレームでお願い致します。