Pam & Dodi パム&ドディ
中古盤
輸入盤
Pam & Dodiのデビューアルバム。
彼女らはMCAからデビューした女性ゴスペルデュオで、メンバーはPamela TaylorとAudra Alexander、拠点はデトロイトである。元々二人はゴスペルグループに所属しており(91年にアルバムも出している)、芸歴は長いようだ。
実力も申し分なく、K-Ci & Jojoとデュエットしていることからも自信が伺える。本作はゴスペルとしては超アーバンなプロダクションで、普通のR&B作品と同じような感覚で聴いても全く問題ない。むしろ一般的なR&B作品よりも豪華な制作陣が揃っているといっていい。
(1)"Don't Have To"は先行カットされていたシングルで、一聴すれば分かるがEddie FとDarren Lightyによるもの。いつもの彼らの曲調なのだが、この曲に関して言えば展開と歌が素晴らしい。(2)"For Me, For You"も一聴すればR. Kellyと分かると言いたいところだが、これはSteve "Stone" Huffによる模倣バラード。
(3)"What's Wrong"はShep Crawfordお得意の泣きのバラード。二人の掛け合いが楽しめるだけでなく、後半の熱唱も聴きどころ。(4)"Love Me Like You Do"はゴスペル組制作のシンプルなバラードだが、後半になるにつれて盛り上がっていくニクい演出が光る好曲。
再びShep Crawfordによる"Nobody"はK-Ci & JoJoとのデュエット曲。本アルバム最大の目玉曲だろう。むしろPam & Dodi側が力強さで勝っているのがポイント。個人的なアルバムベストはWarryn Campbell作のスムーズミッドな(7)"Gotta Give It Up"。ここでは明らかにDJ Quik仕事で得た手法をプットアウトしており、ウェッサイマナーの心地よいサウンドが聞ける。フックで盛り上がりすぎないレイドバックさも最高。
Troy Oliver作の(8)は普通で、これ以降の後半部の出来は前半部に比べるとおとなしめ。超ベテランベーシストRandy Jacksonによる(10)"It's Over Now"、デビュー前の彼女たちとともに仕事をしていたというPAJAM作(12)"There All The Time"が本アルバムで唯一ゴスペルらしさを感じさせるバラードである。
収録曲の平均値が高く、アーバンゴスペルの理想形の1つ。