ボーイング社が開発した短・中距離用旅客機で、T字尾翼とリアに集中して配された三基のエンジンが特徴のBOEING 727ですが、全日空(ANA)には全日空初のジェット機としてB727-100が1964年5月から、その後B727-200が1969年10月から導入され、その後30年近くもの間全日空(ANA)で活躍した高度経済成長時代を象徴する主力機でした。


そんな全日空のB727において、1971年から72年頃(昭和46~47年)に発行され、当時全日空(ANA)のパイロットが実際に使用していた飛行機運用規程の第三巻です。全部で第三巻まであり、項目も第0章から第8章+附則4まで分類されておりまして、第一巻で第7章まで、第二巻で第8章+附則4、第三巻では“OPERATIONAL PERFORMANCE”として主にグラフや表で機種ごとの違い(727-100, 727-200, さらに200の中でもバージョン違いの物など)等を表した構成となっております。


第三巻の項目をもうちょっと詳しく書くと、第4A章OPERATIONAL PERFORMANCE(DISPATCH)の中で、4A-1FLIGHT PLANNING、4A-2TAKE-OFF AND LANDINGに別れており、第4B章OPERATIONAL PERFORMANCE(FLIGHT)の中で、4B-1QUICK REFERENCE DATA、4B-2CRUISE(ALL ENGINES)、4B-3DESCENT, HOLDING DIVERSION, LANDING、4B-4CRUISE(ALL ENGINE(s) INOPERATIVE)、4B-5SUPPLEMENTAL PERFORMANCE、4B-6FLIGHT INFORMATIONに別れているという構成です。

第三巻も第一巻、第二巻同様に全体として分厚くドシリと重いマニュアルですが、パッと見た感じグラフや表等のデータが大半を占めているようです。また、基本的には英語・日本語の二カ国語表記となっています。
※第一巻、第二巻はすでに販売済み。


当時機長だった知人から譲り受けた物ですので、私個人としてはこういったマニュアルや運用規程の詳細についてはよくわかりませんが、マニアにはよりたまらない逸品だと思いますし、歴史的資料として価値も高いと思いますので、個人的にも興味深いです。


一応サイズを明記しておきます。
縦:約320mm × 横:約265mm × 厚さ:約72mm


当時実際に使用されていたかなりの年代物ですので、それなりに使用感や汚れ、傷、書き込み等がありますので、その点ご理解の上、ノークレームノーリターンでお願いいたします。


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