毎月翡翠市へ買い付けに来られているお品物とは流通が異なる自己採取品です。

母は翡翠を採取するようになってかれこれ27年が経ちます。
最初の頃はいつ海岸へ行っても毎日同じメンバーだったそうです。
今でこそ数えきれないくらいのヒスイハンターがところ狭しと糸魚川の海岸の至る所にいらっしゃいますが、当時のメンバーは母と、とあるおじちゃん、時々母のお友達の3人だったそうです。

とあるおじちゃんとはヒスイテラスのおじちゃんで、いつも母が綺麗な翡翠を拾うものだから、母が来ると『落ち着いて昼ごはんも食べていられないよ(綺麗な翡翠を全部拾われちゃうから)』と冗談を言いつつも慌てて海岸へ出て来ていたと言います。

確かに昔はこの様な翡翠もあったそうです、でも今はもうみんな拾われてしまってなかなか見ることはできなくなったそうです。
濃い緑色の線がぐるっと一周して完全に繋がっております。
ここ、大切なポイントだそうです。
マニアの方は必ず確認されるポイントですね。
そしてロウカンの部分も一部ございます。

翡翠ってもっとカクカクして角張っているはずなのにおかしいなと思われた方もいらっしゃいますよね。
これは糸魚川の海岸の中でも宮崎海岸産(翡翠海岸産)だからこそです。
翡翠が姫川から流れ着く最西端が宮崎海岸なのです。
1番遠くまで転がり続けるうちに角が取れて核となる芯の1番美しい部分だけが残るんです。
『その代わり小さく小さくなってしまいます』と言うフレーズが今回はあてはまりません。きっともとはとても大きい翡翠だったのでしょう。
母が昔から通う宮崎海岸は言うならば『宝石の宝庫』なのです。


どうぞ宜しくお願い致します。