

●手帖文庫 2-17、中山義秀『夜行船』地平社刊、1946(昭21)年、初版、経年のヨゴレ、裏表紙に書き込みあります。約13×9cm、151ページ
●幻の手帖文庫 第2部(現代小説)の冒頭、順番からいうと井伏鱒二「仲秋明月」と上林暁「二閑人交遊図」の間に挟まれた一冊です。
●手帖文庫は昭和21~23年にかけて、出版された小型文庫サイズの叢書。内容により4部に分かれていて、1部:古典、2部:現代小説、3部:大衆小説、 4部:翻訳となっています。地平社発行ですが、配給元は鉄道弘済会で、駅の売店などで売られていたようです。ラインナップが玄人好みなので、今でも求める人が多く、数が少ないことから幻の文庫となっています。表紙の上下左右の赤いブラッシングがこの文庫のトレードマークです。