出版社からのコメント
【「はじめに」より】
経済発展・効率の追求をするあまり、たくさんの人を置いてきぼりにしてきたビジネスを、
今度は「誰一人取り残さない社会」をつくるために使う。ビジネスの使い方を変える時がきました。
ビジネスが引き起こしてきた問題は、ビジネスが変わることで解決できる。
今こそ、ビジネスの真の価値が問われる時です。
【本書の構成と主な項目】
■第1章 「社会問題を解決するビジネス」を次々と生み出す仕組み
・資本主義の本質は「効率の追求」。そこから取り残される人がどうしても出てくる
・非効率を含めてビジネスをリデザインする
・社会起業家の数=解決できる社会問題の数
・ソーシャルビジネスをたくさんつくる仕組み(起業家採用など)
・世界に広げていく仕組み(恩送りのエコシステムなど)
・ソーシャルインパクト─売上・利益よりも重要な独自の指標
・【Q&A】ボーダレスグループの「リアル」。よくある質問・疑問に答えます!
■第2章 この“仕組み"がどうやって生まれたのか。その実験の歴史
1.ソーシャルビジネスにたどり着くまで
・起業するも、寄付できたのはたったの7万円
・「ビジネスそのもので社会問題を解決できる! 」という気づきが大きな転機に
2.ソーシャルビジネスしかやらない会社へ
・本当に「助けたい人」のためになっているか
・ソーシャルビジネスは、失敗できない闘い
3.社会起業家のプラットフォームへ
・「1年に1事業」のペースでは遅すぎる!
・グループ外からも社会起業家を募るように
■第3章 「社会問題を解決するビジネス」のつくり方
・大原則「ビジネスモデルの前に、まずソーシャルコンセプト
・テーマ選びに原体験はいらない
1.ソーシャルコンセプトを考える
・社会問題の「現状」「理想」「対策」を徹底的に考える
・当事者ヒアリングのコツは「行動」を聞くこと
2.制約条件を整理する
3.ビジネスモデルを考える
・ソーシャルインパクトを設定する
■第4章 ビジネス立ち上げ後の「成功の秘訣」
・「勝ちシナリオ」が見つかるまでは、仮説・検証をひたすら繰り返す
・成長期に入るまでは、絶対に社員を雇ってはいけない
・事業が成功するかどうかは、続けるかどうかにかかっている
・ボーダレスグループ6社の事例
■終 章 一人ひとりの小さなアクションで、世界は必ず良くなる
・まずは一人ひとりが「ちゃんとした消費者」になる
・みんなが「ハチドリのひとしずく」の精神で
著者について
田口一成(たぐち・かずなり)
株式会社ボーダレス・ジャパン代表取締役社長
1980年生まれ。福岡県出身。大学2年時に発展途上国で栄養失調に苦しむ子どもの映像を見て、「これぞ自分が人生をかける価値がある」と決意。早稲田大学在学中に米国ワシントン大学へビジネス留学。卒業後、株式会社ミスミ(現・ミスミグループ本社)を経て25歳で独立し、ボーダレス・ジャパンを創業。現在、世界15カ国で40のソーシャルビジネスを展開し、従業員は約1500名、グループ年商は55億円を超える(2021年4月現在)。
2018年には、「社会起業家の数だけ社会問題が解決される」という考えのもと、社会起業家養成所ボーダレスアカデミーを開校。2020年には、誰もが参加できる地球温暖化対策として、自然エネルギーを広めていくための電力事業「ハチドリ電力」を自ら立ち上げた。
次々と社会起業家を生み出すボーダレス・ジャパンの仕組みは、 「グッドデザイン賞(ビジネスモデル部門)」「日本でいちばん大切にしたい会社大賞・審査委員会特別賞」を受賞。
また個人としても、日経ビジネス「世界を動かす日本人50」、Forbes JAPAN 「日本のインパクト・アントレプレナー35」に選出。
『ガイアの夜明け』『カンブリア宮殿』(ともにテレビ東京系)など、メディア出演も多数。いま最も注目されている起業家の一人。本書が初の著作となる。