ハウスオヴバイナリー/ウィズダムオヴハリー
1980年代、ウィズダム・オブ・ハリーのピート・アスターは、眠気を誘うような雰囲気でレザーパンツを履いたクリエイション・レーベルのバンド「ザ・ロフト」や、よりハードでロック色の強い同レーベルのバンド「ザ・ウェザー・プロフェッツ」で知られていた。1990年代半ば以降、このムードあふれるシンガーは、ワーリッツァー・ジュークボックス風のバンド(モグワイ、ブロードキャストなど)とコラボレーションを重ね、その結果、さらにゆったりとした音楽を生み出してきた。ただ、今やそこにはビートと独特の映画的な雰囲気が加わっている。『ハウス・オブ・バイナリー』は、トランス・ダンスの世界へと踏み込んだ、やや匿名的でミニマリスト的な冒険だ。それは、自身のスタジオ(古いアタリやオープンリール・テープデッキを備えた「ビッグフット」)を所有する者だけが成し得るような、ゆったりとした流れで展開していく。「Caesar Boots」や「Disco C」(他の人たちが追随してから5年遅れてクラフトワークにオマージュを捧げた曲)といったトラックでは、ドラムマシン、静かなボーカル、サンプリングされた音、ダビングされたビートが主流となっている。これは、少々無意味ではあるが、素晴らしいアルバムだ。――ジェリー・サックレイ
試聴のみ。古いものなので盤の表面にいくつか傷が見られますが、盤そのものは大変綺麗な状態です。
プラケースなし。ビニールケースに封入して発送予定。
邦盤。
対訳、解説、帯付き。