カラツィオラ自伝
(原題:Meine Welt) 
 
著者:Rudolf Caracciora

1969年12月10日発行 現在絶版




かつてのヨーロッパの生んだ最も偉大な
レーシング・ドライバー"雨天の名手"
ルドルフ・カラツィオラの自伝

彼はメルセデスのワークス・ドライバーとして
1930年代のヨーロッパのレースをことごとく
制覇し、スリーポインテッドスターを世界に
君臨せしめた。

ヨーロッパ・チャンピオンの座につくこと三たび、
その優勝歴は149回におよぶ。

負けることを知らない彼の生涯はまた、世界
大戦をはさんでの孤独と苦難と野心との交錯
した、長い栄光への道でもあった。

本書は、ヌヴォラーリとの死闘、親友シーマン、
ローゼマイヤーの事故死、速度記録への挑戦
など、数々のエピソードのなかに情味豊かな
カラツィオラの人間性を、彼自身の筆によって
語り、かつてのモーター・スポーツの黄金時代を
つぶさに伝える。

この自伝はまた、自動車レースに画期的な一時
期をしるしたメルセデス・ベンツの物語でもある。






◆状態:多少カバーの上端の一部に薄いしわ、
     小口に経年による微薄のヤケが見受けられますが
     他は折れ、スレ、汚れと、開きぐせ、シミ等無く
     キレイな状態です。