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石井光太『砂漠の影絵』
前見返しに著者・石井光太の直筆署名が入っています。帯付き、2016年初版第1刷です。
2004年、イラク・ファルージャ。「首切りアリ」が率いるイスラーム武装組織「イラク聖戦旅団」に、5人の日本人が拉致されます。武装組織が要求したのは、自衛隊のイラクからの即時撤退。しかし、日本政府は要求を拒否し、日本国内では人質に対する「自己責任論」が巻き起こります。処刑の期限が迫るなか、政府と武装組織の間では、闇に包まれた交渉が進められていきます。
日本人人質事件を題材に、日本人被害者とテロリスト双方の立場から、イスラーム過激派組織の内情、身代金交渉、戦争によって翻弄される人々の人生を描いた長篇小説です。戦争とは何か、家族とは何か、命とは何かを読者に問いかける作品です。
石井光太は1977年、東京都生まれ。作家・ノンフィクションライター。国内外の貧困、災害、事件、犯罪、医療、福祉などを題材に取材・執筆を続けています。著書に『物乞う仏陀』『神の棄てた裸体』『遺体 震災、津波の果てに』『絶対貧困』『「鬼畜」の家』などがあります。
装丁はbookwall(五藤友紀、松昭教)。
光文社
2016年12月20日初版第1刷発行
ISBN:9784334911355
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