※分解整備・実写確認済レンズを準備ができ次第追加出品中です。よろしければ出品リストからご覧ください。
出品リスト

○出品物は以下の3点です。
・FD 55mm F1.2
・フロントキャップ(CANON)
・リアキャップ(CANON)

・新品と同様ということはありませんが、この時代のレンズとしては全体的にバランスよく状態の良いレンズだと思います。
・カビ、くもり、バルサム切れなどの目立つ劣化は見られず、実写例のように強い逆光条件でもコントラストは十分に保たれています。
・絞り開放では被写体の前後を特に大きくぼかした描写ができます。

・フォーカスリングの操作感を改善するためにCOSINAがヘリコイドラッピングと呼んでいる方法を参考にしながら個々のレンズの状況に応じた内容でヘリコイドの溝を研磨しました。この方法の詳細については、以下のリンク先に説明(pdfファイル)を置きました。
私が行っているヘリコイドラッピングの概要と効果
・私がお取引いただいている落札者の方々の中にはリピーターの方が多くいらっしゃいます。その一部の方々とは時々カメラレンズにかかわる情報交換を行っていますが、多くの有益な情報をいただき大変助かっています。その中で最近になってラップ研磨や無限遠調整にかかわる話題が増えているため、関連する情報を可能な範囲で商品写真及び商品説明末尾に説明文を置く場合があります。また、同じ部分に関連資料を参照できるリンク先を示しています。
・それ以外の話題もありますが、私の商品説明の中では冗長になりすぎないように最低限の内容しか記述していません。そこで、時々他の話題についても商品説明末尾に必要に応じて追加説明を置こうと思います。

※参考までに商品写真に,この個体による実写例を入れましたのでご確認ください。実写例はSONY α7RⅡによるもので、すべてフルサイズ画像です。これらを含めた高解像度画像の実写例を以下のリンク先で確認できます。任意の画像を選択後「オリジナルを表示」または「ダウンロード」にすると,4240万画素の画像を部分拡大して見ることができます。また,ここでは商品の詳細画像も確認できます。

高解像度実写例と商品の画像

【外観及びレンズの状態】
・背後から強い光でレンズ内を照らすと微細な点状の劣化部分がいくつか見られます。
・前玉、後玉とも表面のコーティングはきれいな状態です。
・外観は小さな傷や塗装のはげが見られますが経過年数の割にきれいな部類だと思います。詳細は前述のリンク先にある高解像度画像でご確認ください。

【可動部の状態】
・ヘリコイドにラップ研磨処理を行ったため、ヘリコイドの操作感に影響を与えるものや、新しいグリスを汚す異物はきれいに取り除かれています。距離環は全周にわたって大変スムーズに回転し、逆転時の遊びもなくピント合わせが正確にできます。
・絞り羽根に油分の付着はなくきれいです。
・絞り羽根の動作はCanon F-1ボディに取り付けて確認しましたが,シャッターに連動して迅速に開閉しました。
・絞り環はクリック感が良く軽い力でスムーズに回転します。
・距離環と絞り環の操作感は多くの方に良好だと感じていただける状態に整備できていると思います。

【このレンズの特徴等】
・絞り開放時には被写体の前後を大きくぼかした写真が撮影できます。
・最短撮影距離は0.6mです。
・FD 55mm F1.2 S.S.C.の重量が実測505gに対し、非S.S.C.の出品個体は重量が実測550gあり、重量感があります。重量の差が生じている一番の原因はヘリコイド鏡筒の1つに真鍮製のものを使用していることです。

【分解整備の内容】
※このレンズは分解の形跡がありました。ヘリコイドに使用されていたグリスは製造当時のものと同じ白色のものでしたが、私が確認したものとは色調が異なり油分の分離が進んでいました。おそらく純正のものではないと思います。Canonは長期間の使用に伴うグリスによる油じみやレンズのくもりの防止に力を入れていたということと、CANONの整備マニュアルでも白色の指定グリスを使用する指示がされているという情報が見つかります。
・絞り羽根前後のレンズ面に薄く油分による汚れがありましたので除去しました。
・フォーカスリングのヘリコイドに使用されていた古いグリスをベンジンとブラシで洗浄しました。しかし、溝の中には、わずかではありますが汚れのこびりつきや微細な異物がありましたので、ヘリコイドの溝の中をラップ研磨できれいな状態にしました。その後,当初使用されていたグリスと同様に油分のにじみ出しが起きにく成分のヘリコイドグリスを塗布しました。
・ラップ研磨を行うと直接接触できないヘリコイドの谷底の部分やμmサイズの条痕の中まで微細な砥粒が行きわたることで研磨ができます。通常行われているゴシゴシこするような研磨とは原理が異なります。
・個々の部品は分解時に洗剤による洗浄を行い汚れや不要な古い油分を取り除きました。その後、超音波洗浄機で洗浄しました。

[無限遠の調整について]
・最近はフィルムカメラの需要が増えていることがニュースでも取り上げられていました。私の無限遠調整および動作確認はすべてそのレンズを使用する前提で製造されたフィルムカメラに装着して正確に行っています。出品中のレンズはCanon F-1ボディに取り付けて距離環を無限遠側いっぱいに回した位置で星や月面にピッタリとピントが合うように調整しています。マウントアダプターを介してミラーレス一眼で使用した場合は多くの場合わずかにオーバーインフ(無限遠マークのわずかに手前で無限遠にピントが合う状態)になり無限遠にはピントが合わせることができるはずです。
・無限遠調整時の被写体は(1)明るい恒星、(2)恒星と同じ結果になるように調整した無限遠コリメーター、(3)約200m先にある鉄塔のいずれかで調整時に利用可能なもので行っています。無限遠コリメーターは口径10.2cm焦点距離1200mmのアポクロマート天体望遠鏡(PENTAX 100ED)の接眼部にピンホールと光源を取り付けたものです。また、調整時にはカメラボディーに自作の高倍率マグニファイアを装着して確認しています。(1)~(3)のいずれで調整しても全く同じ結果になることを確認しています。
※ミラーレス一眼にマウントアダプターを介して取り付けた場合は、そのマウントアダプターの設計や工作精度によって無限遠位置が異なります。ほとんどの場合はオーバーインフになることを確認しています。これは、マウントアダプターを使用した際に確実に無限遠が出せるように余裕を持たせてた設計にしているためです。オーバーインフ気味になるマウントアダプターに取り付けたときに無限遠がぴったり合っていた場合は、そのレンズを本来のフィルムカメラに取り付けた時にはほとんどの場合無限遠にピントが合わないことになります。カメラレンズの無限遠調整を行う場合は製造時と同じ位置に近づける目的で前述のようにフィルムカメラを基準とすることが最善です。

【F1.2標準レンズ5種の星像試験結果比較】
以下の5種類のレンズで白鳥座付近の星空を撮影した実写結果を参照できるようにしてみました。
撮影データは共通で絞りF4、露出15秒、ISO3200です。いずれも赤道儀で日周運動を自動追尾しながら撮影しています。
1 CANON FD 50mm F1.2
2 CANON FD 50mm F1.2 S.S.C.
3 NIKKOR 50mm F1.2
4 NIKKOR 55mm F1.2
5 ROKKOR 58mm F1.2
星像試験結果画像のリンク先 → 星像試験結果画像  

☆お願い☆
・オークションの終了後48時間以内に支払いを完了していただける方のみの入札をお願い致します。この期限が過ぎた場合は補欠落札者に連絡を取る,または,再出品のため「落札者都合にて削除」させていただきます。
・このレンズは,入手した時点で既に中古品でした。特に光学系については新品に近い品質を希望される方にはご満足いただける状態とは言えません。また分解整備についても個人の趣味のレベルで行っているものでプロによるものではありません。入札される場合はそのことをご了承くださいますようお願い申し上げます。商品写真と実写例をじっくりご確認いただいた上で入札をご検討ください。
・受け取り連絡は商品が到着して商品の状態に問題がないことを確認後速やかにお願いします。

【送料】
・「おてがる版ゆうパック」送料無料で発送します。

※まとめて取引について
・詳細は以下のヤフオクヘルプページでご確認ください。この条件を満たす場合はまとめて取引の対応が可能です。ヘルプにも記載されていますが,まとめて取引を行うためにはまとめたい商品をすべて落札後、お支払い手続きを開始する必要があります。
・まとめて取引は最大72時間以内の落札物に適用されますが,同一日以外のオークションでまとめて取引をご希望なさる場合は取引メッセージ欄からその旨をお伝えください。こちらからその可否についてご連絡をいたします。最初にご落札いただいた商品の取引開始前でもメッセージ欄から連絡を取り合うことは可能です。

ヤフオク!ヘルプ~まとめて取引とは

〇これまで出品したレンズの商品ページで使用したヘリコイドのラップ研磨についての解説付き画像を以下のリンク先に置きました。それ以外にも無限遠調整にかかわる詳細な説明も追加しています。
ヘリコイドのラップ研磨にかかわる画像付き解説等