五代宗入の婿養子として楽家を継承し六代を襲名。長次郎・ノンコウなど歴代先人の写しのほか本阿弥光悦の茶陶を研究し独自の釉薬「左入釉」を完成させ、楽家の伝統にとらわれず格調高き茶陶を展開した【六代楽吉左衛門(左入)】(1685-1739)作。
風格優れる赤楽茶碗です。
九代楽了入(1756-1834)識箱入り。蓋裏に「左入作 赤茶碗 九代了入(押印)」とあります。
手捏ね成形による器は腰を緩やかに立ち上げた半筒形とし、口縁に向けて緩く締め、器壁はやや薄く成形されています。
底の高台脇にも意識的な箆痕が残るなど左入の特色がしっかりと表れ、総体に流し掛けられた赤釉も左入ならではの不透明な白濁釉とし、柔らかく溶けた穏やかな釉調の中で随所に現れた釉垂れと白濁釉の下から覗く鮮やかな朱色が調和し合い、華やかながらも落ち着いた表情を生み出しています。
腰に楽陶印。 了入極箱、更紗包み布。 是非この機会をお見逃しなく。
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