兄は、冷酷非情な多国籍企業の総帥、弟は、従業員の幸福を第一に考える中小企業の経営者。血を分けた兄弟でありながら、器量も経営理念もまったく異なる二人の確執は、弟の政界進出によって、決定的なものになった。そして、弟の路半ばにしての急逝―。その凄絶な闘いのドラマと、胸を打つ家族愛を描いて、真に理想の経営者像に迫った、高杉経済小説の白眉。