久米古美術

作品名
【久米古美術】清「瞿子冶銘書画 吉壺印 梅花文紫砂壺 重量205g」瞿應紹 子冶 梅花図 紫泥 宜興 紫砂壺 紫砂壷 茶壺 茶壷 急須 煎茶道具 茶器 孟臣
寸法・重量
横15cm、縦9.5cm、高さ8.5cm、重量205g
作品の見どころ
清代の文人・瞿子冶(瞿應紹、1780-1849)による書画銘を施した紫砂壺です。「吉壺」の印を備え、器身には梅花図と書法銘が刻まれています。

ふっくらと張りのある円腹を主体とし、肩から一段立ち上がった頸部に平蓋を合わせています。上向きに伸びる流と大きく弧を描く把手を左右に配し、蓋上には宝珠形の鈕を据えています。丸みを基調とした堂々とした器形です。

胴部には古木の枝から咲き出す梅花を伸びやかな線刻で表し、その傍らに「子冶」の署名を添えています。上部には横書きの書法銘を巡らせ、書・画・紫砂の造形を一体として構成しています。素朴な紫泥の器面を余白として生かした文人趣味の強い意匠です。

瞿子冶は瞿應紹(1780-1849)の字で、上海の文人として詩書画・篆刻・金石に通じ、特に竹・蘭・梅などを得意としました。紫砂壺の器面に自らの書画を刻んだ作品で知られ、陳曼生に続く文人紫砂を代表する人物の一人です。

伝世する瞿子冶銘紫砂壺には「吉壺」の方印・葫蘆印をはじめ、「月壺」「壺公冶父」「子冶吉壺」「宜園」など複数の印が知られています。本品も子冶の書画と「吉壺」の名を備え、文人の書画趣味と宜興紫砂の茶器文化を一器にまとめた作品です。
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