ヴィクトリア女王 女帝 ゴシック・ヘッド 1901年 B 崩御年号 NGC MS63 イギリス領 インド帝国 1ルピー 銀貨 ワイオン ReededEdge 資産置換
●時代を象徴する「最後の一瞥」
1901年1月22日ヴィクトリア女王は、この世を去りました。本銀貨はヴィクトリア女王が「インド女帝」として発行した最後の年号を刻んでいます。女王の肖像は威厳と慈愛を湛えた「帝国の母」としての姿が描かれています。この1901年銘のルピーは、女王の崩御後、次代エドワード7世の金型が準備されるまでの間、人々の手から手へと渡り続けました。まさに大英帝国の黄金時代のフィナーレを飾る一枚です。
●ボンベイ鋳造(B)の誇りと「シークレットマーク」
コイン裏面、刻印の隙間にひっそりと刻まれた「B」の文字は、当時アジア最大級の活気を誇ったボンベイ(現ムンバイ)にて鋳造された証です。この「B」にはアンティークコイン・マニアを唸らせる小さな逸話があります。当時の鋳造技術では、小さなミントマークを刻むことは、至難の業でした。そのため、ルーペで覗かなければ見えないような「インキューズ(沈み彫り)のB」や特定の装飾の中に隠されたミントマークを探す楽しみが、コレクターの間で100年以上語り継がれています。
●なぜ、人気なのか?
ヴィクトリア女王の「最後の一年」という歴史的背景は、ストーリー性を重視する欧米のコレクターからも常に注目されています。また、巨匠ウィリアム・ワイオンの実の息子「レナード・チャールズ・ワイオン」によってデザインされた女帝の肖像は、父親の華麗で威厳のあるゴシック・スタイル(豪華な王冠と、宝石や刺繍が施されたドレス)」を受け継いでいます。インド経済の発展に伴い、自国の歴史的遺産である「イギリス領インド銀貨」を買い戻す動きが強まっています。今後、さらに需要が高まる可能性を秘めたカテゴリーです。
●出品者から一言
この1901年銘の1ルピー銀貨を眺める時、インドという広大な大地を統治した女王の最期の輝きと激動の20世紀を「未使用」のまま生き抜いてきた強運を感じることになります。「MS63」という素晴らしい状態を維持した本銀貨は、コレクションの中でひときわ静かな存在感を放ち続けます。
【コイン詳細】
発行国 イギリス領インド帝国
発行年 1901年
額面 1ルピー
材質 銀貨
品位 0.917
重量 11.66g
直径 30.5mm
鑑定会社 NGC社
グレード MS63
鑑定番号 8151911-001
同グレード枚数 124枚
ハイグレード枚数 18枚