1. 【基本情報|Release Information】

  • フォーマット:10inch Vinyl
  • アーティスト:Mantis
  • タイトル:≒dubious EP
  • レーベル:Tiltloose Records(自主)
  • 品番:TLR-0001
  • リリース年:2009年
  • ゲスト:Paul St. Hilaire a.k.a. Tikiman(from Rhythm & Sound)

東京とベルリンの地下で同時発酵していたダブ感覚が、2000年代後半の日本で1枚の10インチに結晶した瞬間。
Mantisが立ち上げたTiltloose Recordsの記念すべき初作にして、Tikimanの声を日本のリズム空間に招き入れた歴史的邂逅の記録。


2. 【構造と文脈|Structure & Context】


音響構造|Dub as Engineered Atmosphere


≒dubious EPに収録されたトラック群は、Mantisがライヴ操作してきたアナログ/デジタル混成機材によって構成されており、1曲あたり100以上のトラックが重層的にミキシングされていると言われている。
  • 深いリバーブ空間に、位相がわずかにずらされたパーカッションとエフェクトが点描される。
  • Tikimanの声は、リードではなく、空間の粘性そのものとして機能。音の質量と速度を変調する。
  • ベースは骨格ではなく、時空の支柱として作用する。
この構造は単なるダブの模倣ではなく、音響が自己増殖しながら自壊していく構造の記録として聴かれるべきものである。

国際的交差点としての10inch|Format & Symbolic Value


本盤は、2009年当時の日本においては極めて珍しい本格的ミニマル・ダブの10インチ・フォーマットであり、かつ自主レーベルからの完全独立リリースという点でも意義が大きい。
  • Tiltloose Recordsの初作=シーンの中心ではなく周縁からの波紋
  • 10インチというフォーマット=瞬間密度の高さと物理的親密性
  • Tikimanという声の導入=Rhythm & Soundの方法論の地場化=ジャパニーズ・ポストダブの端緒
『The Wire』誌やRed Bull Music Academyでの言及は、国際的な評価を裏付けるものであり、本作が世界的ミニマル・ダブ・マップにおける日本の点描であることを示している。

3. 【状態詳細|Condition Overview】

メディア:VG
スリーブ:VG

4. 【支払と配送|Payment & Shipping】

発送:匿名配送(おてがる配送ゆうパック80サイズ)
支払:Yahoo!かんたん決済(落札後5日以内)
注意事項:中古盤の特性上、経年変化やスレにご理解ある方のみご入札ください。完璧な状態をお求めの方はご遠慮ください。重大な破損を除き、ノークレーム・ノーリターンにてお願いいたします。


本作は、Dubを「空間設計の言語」として再構築し、日本から国際的オルタナティブ・サウンドに向けて放たれた尖端的メディアです。10インチの物理性を活かしたこの作品は、コレクターズ・アイテムであると同時に、音楽の制度そのものを問う聴覚的装置でもあります。

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