





■宝鑑太閤状[太閤様三拾ヶ条・太閤状](文久2年)稀書往来物
【判型】大本1冊。縦247粍。
【作者】兼子吉之助(市野村*遠江国長上郡カ)書。
【年代等】文久2年2月書。
【備考】分類「往来物」。『宝鑑太閤状[太閤様三拾ヶ条・太閤状]』は、「太閤御控三拾ヶ条」とも呼ばれ、「一、天道は偏に正直ニ而叶、非道ニ而無仏神之加護」「一、無過者如篭名城。有科者無身置所」「一、福人をば可思大敵と。必可秘計口入事」「一、大切と申は御公方地頭之用所、安堵と謂は諸役為納事」以下30カ条を列記した後、「右三十ヶ条、一ッも不闕可相守者也。悪口と欲に離るゝ者ならば、内外共に住よかるべし」と結ぶ。多少の文言の出入りはあるが、江戸中期刊『〈新板絵紗〉太閤状』とほぼ同内容。ただし、末尾は異なり、「悪口と欲に離るるものならば、内外ともに清(スミ)よかるべし」の御詠歌を掲げ、さらに「御掟」と題して、「一、欲にはなれよ」以下「一、人は、義理を肝要とせよ」までの20カ条を列挙するが、これは「太閤二十ヶ条」とほぼ同じものである。
★原装・状態概ね良好。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。