(絵の実寸)縦約50cm、横約40cm。

愛嬌のある、それでいて猛々しさも湛えた虎と、鵲(かささぎ)の図です。
状態は一部裏打ちしてありますが、本来魔除けとして壁などに貼られ、幾星霜も経てきた民画としては、自然な成り行きです。
岩絵の具の緑青も輝きを失っていません。かっと開いた口の朱、大睨みの目の黄色は生々しく、虎の体毛は一本一本丹念な細密でなおかつ勢いが感じられます。
実家の祖父が蒐集した李朝ものの一つで私が知る限り70年以上暗い部屋のカベに吊るしてありました。額は開けていません。

額に入れたまま厳重梱包してお送りします。