●生田耕作 訳/署名入『西洋美談・愛書家鑑』原作:O.ユザンヌ、挿絵:A.ロビタ、奢霸都館刊、1990(平成2)年、初版、カバー、約25×17cm

●稀覯書のためなら、あらゆることをやってのける愛書家二人のうち、一人が亡くなった。相続人は女性だが、彼女は亡夫の残した蔵書に猛烈な憎悪を抱いている。さて、もう一人の蔵書家はどうするか……。その書痴ぶりと馬鹿馬鹿しさが、ほどよいユーモアをもって語られる。コレクターはいずこも同じか……

●稀覯書やオリジナル原稿をめぐる、J.グリシャムのミステリ「グレート・ギャツビーを追え」が村上春樹の翻訳で出版された。愛書家には垂涎の内容……