【幻の陶磁器と称されるセーブル工房作品】【幻の陶磁器と称されるセーブル工房作品】
★フランス国立セーブル陶磁器製作所工房作品詳細★
ブランド(原産国) 【セーブル・SEVRES】フランス
作品名(パターン) Service Eclat filet platine(サービス エクラ プラチナライン)
コーヒーカップ&ソーサー(140cc) 6客セット
原作者 1998年 Patrice Cloud(パトリス クロード)
成型年度 カップ:2001,03年,ソーサー:2003年
制作年度 2004年
作品サイズ カップ(口径:5.4cm,高さ:8.5cm,持ち手を含む長さ:9cm)
ソーサー(12.8 x12.8cm,高さ:1.8cm)
特記事項 画像と実際の作品の色合い及び風合いは微妙に異なります。
ギフト包装 対応できません。
参考上代(定価) オープンプライス
作品説明
この作品は十八世紀の技法による軟質磁器PT(ソフトペースト)によって制作されています。
【素材:PT(ソフトペース)硬質磁器の製法を解明する以前セーブルの工房で開発された素材】
作品にはセーブル工房のロゴと成型年度、完成年度が記されています。


この作品は十八世紀の技法による軟質磁器PT(ソフトペースト)によって制作されています。カップと持ち手は基本が轆轤製法で形成され、受け皿は型取り製法で型抜き専門職人により製作されています。カップ、受け皿共に釉薬の吹き付け製法で着色され、焼きは3度行われており、1度目が釉無しで1260℃で焼き2度目が釉を塗り1130℃で焼成され最後の3度目に縁線は本体の色より低温の920℃で別途に焼付けられています。

Patrice Cloud(パトリス クロード)
1960年フランス・ラグニーにて生誕。活動、生活ともにセーブル。
轆轤作成法を主にする陶芸作家として1977年よりフランス国立セーブル陶磁器製作所工房で創作活動をする。


☆Pate tendre(ou P.T)☆
ソフトペースト(軟質磁器P.T):セラミック素材の呼称であり、半透明でカオリンの発見以前のヨーロッパにおいて開発された硬質磁器のベースとなる素材。今日、PTは18世紀の素材のバリエーションのひとつであり、1980年にセーブル工房で再開発され、1260℃で焼かれたものが作られました。 「ソフトペースト(軟質磁器)のパテは20ほどの要素から構成されています。初めのものは鉱物(岩の)の結晶、ガベルの塩、岩石の明礬、アリカントのソーダ、モンマルトルの採石場の高熱で焼かれた石膏、そしてフォンテーヌブローの砂で構成されている。全ての素材は焼いてから使用される」
(セーブル陶磁器博物館におけるファルコネ展の図録より抜粋)
※複雑で高度な技術を要しコストのかかるこの製法は1804年に中止され近年まで生産が中断されていました。しかしジスカールデスタン大統領の時代、彼の命により再生産が開始されました。



★Sevres(cit de la cramique)★
フランスが誇るセーブル窯はポンパドール婦人の助力もあって、王立窯として発展を遂げました。1759年、王立セーブル製陶所となり、今もフランスの文化と美を伝える優れた陶磁器を生み出し続ける国立セーブル製陶所の歴史はここに始まります。セーブルの功績は、国家的使命ともいえるフランス独自の意匠を確立し、完成度の高い芸術作品を作り続けてきたことにあります。18世紀、セーブルは東洋芸術の様式をうけつぎながらも、当代一流の化学者、画家、彫刻家、金工家の参加によって独自の世界を創造しました。「王者の青」「ローズ・ポンパドール」と呼ばれるセーブルの色、華美で鮮麗な装飾、独特の風合を持つソフトペーストなど、他の追随を許さないセーブル芸術が、宮廷文化の中に華開いたのです。盛名を馳せたセーブルも、国窯という背景から生産は非常に限定され、世の人々の目に触れることは少なく、「希少な陶磁器」と呼ばれました。今日に至っても、生産量は年間約6000ピースと限定され、そのほとんどがフランス国家のために作られます。この少量生産は、「最高の作品を作り出す」ための必然であり、その稀少性ゆえに、誇り高きセーブルの名声は一段と高まっています。

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