シカゴ・ゲットーハウスの聖地Dance Maniaが最も過激でエネルギッシュだった1995年。そのカタログの中でも、アンダーグラウンドな魅力を色濃く放つ一枚がDJ Miltonによる「Trax-4-Daze 」である。
Dance ManiaといえばDJ Deeon、DJ Funk、Jammin Gerald、Waxmasterらが築き上げた、荒削りでストリート直結のサウンドが代名詞。本作もその精神を忠実に受け継ぎ、豪華な装飾は一切排除。TR-909を軸にした無骨なリズム、ローエンドの効いたベース、反復するフレーズだけで強烈なグルーヴを生み出している。
「Southside Beat Down」は、そのタイトル通りシカゴ・サウスサイドの空気を封じ込めたようなハードなトラック。シンプルなリズムながら圧倒的な推進力を持ち、ダンスフロアを一直線にドライブさせる。
「Telefon Luv (Rx)」では、Dance Maniaらしいチープなサンプル使いとファンキーなリズムが絶妙に融合。マシンの無機質さとストリートの生々しさがぶつかり合う、ゲットーハウスならではの魅力が詰まっている。
B面では、DJ Deeonがミックスを担当。彼らしいタイトでファンキーな仕上がりが加わることで、「1999」や「Static」はよりフロア仕様へと磨き上げられている。ミックスエンジニアではなく、シーンの中心人物が直接関わっている点も、この作品の価値を高めている。
Dance Mania作品の魅力は、スタジオで完璧に作り込まれた音ではなく、現場で鳴ることを最優先に設計されていることだ。本作も例外ではない。粗く、無骨で、時に挑発的。しかし、そのラフさこそがシカゴ・ゲットーハウスのリアリティであり、後のジューク/フットワーク、さらには現代のベース・ミュージックへと受け継がれる重要な遺伝子となっている。
Dance Mania黄金期の現場の熱気を、そのままパッケージしたリアル・シカゴ・グルーヴ。
盤質、ジャケットは並の中古版程度です。
(多少のスレ、キズはあるものとお考え下さい)
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