
露MELODIYA C10 22741-2(ステレオ) カリナウスカイテ(vn)、ズナイジラウスカイテ(pf)の演奏で、ヴァイオリン小品集。オリジナル。
・第一面…アルベニス:タンゴ、サラサーテ:アンダルシアのロマンス、フォーレ:子守歌、ルビンシテイン:ロマンス、モシュコフスキ:セレナーデ、サン=サーンス:ロマンス。
・第二面…パデレフスキ:メヌエット、ピエルネ:セレナーデ、ヴュータン:夢、フィビヒ:詩曲、エルンスト:エレジー。
心をそのまま音に乗せることのできる凄いヴァイオリニストです。カリナウスカイテは1926年生まれ、リトアニアQTの第2vnである名女流です。同QTの最年長者でもあります。ソロ録音は僅かで、メジャー作曲家のものは当盤だけと言っていいでしょう。この余分な力の抜けた自在さと、包み込むような温かさは彼女だけの魅力です。このフォーレの心温まる演奏はどうでしょう。誰だって夢を見てしまうほどに切ない。こんなにも心の近くに寄り添ってくれる演奏はないでしょう。パデレフスキの広く豊かに編み込まれたハーモニーには驚かされます。テンポはしなやかに自由に動き、繊細な時間を作り上げています。ピエルネは何気なく語ってくるような自然体なのがいい。街を歩いていて歌うような感じが目に浮かんできました。ヴュータンは当時の洗練された感情表現がよみがえるようで愛おしくなります。フィビヒでの美しき詩情には心奪われます。この人が音を二つ出す時、二人の奏者が弾いているような感じがする。ポリフォニー的で、音楽が一義的にならないといえばいいでしょうか。だから深い。エルンストのあまりに自然な抒情のひろがり。気付けば引き込まれています。カリナウスカイテのこのレコードは曲の心を彼女が一から掴み取ってきたことが伝わってきます。ぜひ何度も聴いて見てください。
盤質:盤面溝とも良い状態。ほとんど美品。
ジャケ:ほとんど美品~きわめて良好。
【盤質評価】全面視聴してから出品しています。区分は以下のものを採用しておりますが、必要に応じて詳しく説明するようにしています。
美品(M):新品並みの状態。
ほとんど美品(NM):極浅い擦れや軽微な傷。
きわめて良好(EX):年相応の擦れや浅傷。ひどいものはなし。
良好(VG):擦れや傷などが目立つ。*音溝が活きてなければ出しません。
■丁寧に梱包して送ります。またトラブルなどには誠実に対処いたしますのでよろしくお願いいたします。