







■高川秀格全集 全8巻 帙入り 限定2000組 日本棋院刊 昭和54年発行 本因坊9連覇の金字塔
本因坊戦史上に燦然と輝く「9連覇」を成し遂げた名棋士、高川格(号・秀格)。
その全キャリアを集大成した豪華打碁全集、全8巻セットの出品です。
囲碁史・棋書収集をされている方なら説明不要かと思いますが、あえて深掘りしてご紹介します。
■高川秀格とは何者か
本名・高川格(たかがわ かく)。
大正4年、和歌山県田辺市生まれ。
昭和27年の第7期本因坊戦で橋本宇太郎本因坊からタイトルを奪取し「秀格」を号します。
以後、第15期まで防衛を重ね、本因坊9連覇という前人未到の大記録を達成しました。
この功績により名誉本因坊の資格を得ています。
さらに昭和42年、第7期名人戦(旧)で林海峯名人を破りタイトル奪取。
このとき53歳、名人戦史上最年長でのタイトル獲得記録は今も破られていません。
■本全集の希少性
昭和54年10月1日、財団法人日本棋院発行。
限定2000組のうちの一組で、実物には通し番号が入っています。
定価は当時98,000円という高額な記念出版物です。
全8巻、和装帙(ちつ)入りという格の高い装丁で、伊予特漉き和紙を使用した本文用紙が贅沢に使われています。
表紙は落ち着いた飴色の布クロス装、題箋には「高川秀格全集」の揮毫が貼られています。
巻頭には高川秀格本人による直筆風の署名と落款も収録されており、単なる棋譜集を超えた記念品としての価値があります。
■内容
各巻には対局年月日・対局相手・段位・図式入りの棋譜が丁寧に収録されています。
1局につき序盤(1-100手目安)と中盤以降を見開きで大きく図示する構成で、実際に並べて研究する打碁集として非常に実用的です。
橋本宇太郎、藤沢秀行、坂田栄男、林海峯、島村俊廣など、昭和囲碁黄金期を彩った名棋士たちとの名勝負が多数収録されています。
■状態
写真の通り、8冊とも帙(外箱)に収まった状態で保管されていました。
経年による多少のヤケ・スレはございますが、本文は概ね良好な状態です。
細部は写真にてご確認下さい。
昭和囲碁界の金字塔とも言える一品、じっくりご検討ください。