サイエンティフィック・アングラーズ システム8 (ハーディ マーキス #8/9) フライリール |
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サイエンティフィック・アングラーズ システム8 (ハーディ マーキス #8/9) フライリール
「マーキス・リール」は、ハーディ社が製造した本格的アウタースプール型のリールの最高傑作で、戦後最大のベストセラーとなり、機種でも数でも最多種です。 元々は、米国の3M社用に設計製造したもので、3M社ではこれらを「システムシリーズ」として販売しました。 今回出品のリールは、3M社・サイエンティフィック・アングラーズ・システムシリーズとして販売されたものです。 裏面に「Handcrafted in England by HardyBrosLtd」の彫り込みがあります。
このリールは「アウトスプール」で設計されています。 何故アウター・スプールかというと、釣れてくる魚の大きさがその一因だと思います。 米国やカナダでは、リールのスプールを指で押さえて魚とのやり取りをする釣り方が一般的の様で、大型とのやり取りは楽しそうです。 特に「ハーリング」ではこのやり方が一般的で、古くはサイレックス・リールの本体枠の一部分をカットし、スプールに触れる様にして使用しておりました。 初めは釣り人本人が、そのうちプロショップが、最後はハーディ社が「カット・モデル」を販売していた様です。
米国以外のマーケット用として冠した名前が「マーキス(Marquis:侯爵)」で、当然「マーキス」銘のリールは、アメリカでは1台も販売出来ませんでした。 マーキス(3M・システムシリーズ)がそれまでのハーディ・フライリール(多分他社も・・・)と根本的に異なる部分は「サイズ表記」です。 面倒臭がりのアメリカ人向けに、「ラインの番手」と「リールの番手」が同一に対称出来るリール・・・米国3M社の要求だったそうです。 1969年に販売を開始したマーキスは「シャトーラッチ」と呼ばれるハーディ・マークのラッチカバーになっていました。 同じ年に販売を開始したエコノミー版のヴァイカウント(Viscount:子爵)にも同じものが採用されていました。 見た目は面白いですが、樹脂製で破損し易かった所為か、1981年に現在のものに変更されました。 最高の品質で中クラスの価格、今までにはなかった各サイズ等、需要の殆どをカバー出来た初めてのリールだと思います。 1981年は3M社との契約終了年で、それ以降は米国でも「マーキス」として販売をスタートしています。 英国の釣り具メーカーは、英国以外の釣り具メーカーにリールを供給する事が多く、マーキスも「ペゾン エ ミシェル」社に同社のブランドで供給されていました。 1975年に英国デザインセンターの「GOOD DESIGN AWARDS」を受け、1984年には日本でも「通産省主催第28回日本グッドデザイン賞」を受賞しています。 外装の色も沢山あり、「シルバー」「ガンメタ」「ゴールド」とちょっと節操が無い位ですが、「ガンメタ」は日本向けで現在なら「カラー・オダー」もしそうな勢いでした。
今回出品のリールは「マーキス」の元となった「システム・シリーズ」の8番ライン用です。
仕様は下記の通りです。
製造年月 : 1960~70年代 サイズ : 3 5/8 インチ 対応ラインとバッキング(#8/9なのに推奨のキャパシティは下記の通りです。) DT6F+75yds(68m) DT7F+50yds(45m) DT8F+30yds(27m)
付属品 : サイエンティフィック・アングラーズ純正リールケース |
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見た目は「シルバーマーキス」の8/9番です。 本体外周に「擦り傷」等はありますが、致命傷になる様なものはありません。内部は結構綺麗です。 サイズ的には12フィートクラスのダブルハンド・ロッドにも似合います。 フットは「アルミ製のスムース・タイプ」です。 ハーディ社のリールは基本設計が良いので、デザインは好みがありますが、丈夫に出来ており、長く楽しく利用する事が出来ます。 |
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写真に写っているものが全てです。 中古品ですので、「傷のない綺麗な商品をお望みの方」、「神経質な方」は入札をお控えください。 ノークレーム&ノーリターンをお願いします。
イタズラ入札回避の為、下記のご対応をお願い致します。 ① 落札日から2日以内に連絡を戴けない場合は、落札者を削除させて戴きます。 ② 落札日から1週間以内の入金をお願い致します。
また、サイズにもよりますが、リールとロッドの同梱包は難しい場合がありますので、ご留意ください。 |
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