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浮世絵149点/キヨッソーネ資料78点 図版全カラー 於・兵庫県立歴史博物館

菱川師宣、宮川長春、鳥居清信、奥村政信、鳥居清満、鈴木春信、礒田湖竜斎、一筆斎文調、勝川春章、鳥居清長、東洲斎写楽、喜多川歌麿、鳥文斎栄之、葛飾北斎、歌川豊春、歌川広重、歌川豊国、菊川英山、渓斎英泉、 歌川国政、歌川国貞、歌川国芳 ほか

ジェノバ出身の彫刻師エドアルド・キヨッソーネ(1833-98)は、1875年大蔵省紙幣寮(のちの内閣印刷局)の求めに応じて、日本の地を踏みました。当時、日本の近代化を推進していた明治政府は外国から優れた技術者を「お雇い外国人」として招いており、キヨッソーネもその一人でした。欧州で先進の紙幣印刷技術に携わってきたキヨッソーネは、紙幣・切手・証券等の製版をはじめ本格的な印刷技術を指導するとともに、すぐれた銅版画家として政府要人の肖像画を手がけ、日本近代印刷技術の礎を築きます。
キヨッソーネの日本滞在は24年にわたり、ついに祖国イタリアへ戻ることなく日本で生涯を終えますが、その間に日本美術に触発され約15,000点余りの美術品を収集するに至ります。なかでも浮世絵のコレクションは4,000点におよび、コレクションのなかでも最も充実したジャンルを形成し世界有数の浮世絵コレクションとして知られています。現在はジェノバ市立キヨッソーネ東洋美術館が所蔵するそれらの作品のなかから、今回は肉筆画約40点、版画作品110点をご紹介いたします。また、キヨッソーネによる銅版画、紙幣、債券なども併せて展示し、その人物像にも迫ります。