【第二次世界大戦のさなかに、実際に使われていた銀貨】

銀50%。1947年からは銀が使われなくなったので、銀のハーフクラウンの終わりに近い時代の1枚です。
80年以上たった今も、未使用(MS)のまま残っています。

★届いて「思っていたのと違う」と感じたら、7日以内なら理由を聞かずに返品OK。返送料もこちらで持ちます。


はじめまして。
数ある商品の中から当店のコインをご覧いただき、ありがとうございます。
お客様に安心してお買い物を楽しんでいただけるよう、ひとつひとつ丁寧に対応しております。


◆ 安心してお取引いただくために

【送料無料】
当店の商品はすべて送料無料でお届けします。

【7日間返品対応】
返品は理由を問わずお受けしております。商品到着後7日以内にご連絡ください。
返送料も当方で負担し、全額返金いたします。
認定番号と発送前の実物写真を保管しています。ホルダーが未開封・未破損であることを確認のうえ返金いたします。

【PCGS・NGC鑑定済みコイン】
当店ではPCGSまたはNGCの第三者鑑定済みコインを取り扱っています。

【丁寧に梱包して発送】
ご入金確認後、3〜4日以内に丁寧に梱包して発送いたします。
初めての方も安心してご利用ください。





UNITED KINGDOM / GEORGE VI

■ 1942年 イギリス
ジョージ6世 ハーフクラウン銀貨
NGC MS63


この商品説明では、コインのスペックだけでなく、歴史や図柄の意味、この個体ならではの特徴まで詳しくご紹介しています。
気になる項目から、ゆっくりご覧いただけましたら幸いです。



今回ご紹介するのは、第二次世界大戦の真っただ中、1942年のイギリスで発行されたハーフクラウン銀貨です。

ハーフクラウンとは、かつての英国貨幣制度で2シリング6ペンスに相当した額面です。
現在の英国では使われていない旧貨幣制度の一つで、当時は実際の日常生活で使われていた流通貨でした。

表面に描かれているのは、映画『英国王のスピーチ』でも広く知られる国王ジョージ6世。
エリザベス2世女王の父であり、1936年の兄エドワード8世の退位によって王位に就き、第二次世界大戦という激動の時代を国王として歩んだ人物です。

1942年といえば、ヨーロッパでもアジアでも激しい戦いが続いていた年です。
英国にとっても、戦争の行方がまだ見通せない厳しい時期でした。

そんな時代に日常の貨幣として作られた一枚が、80年以上の年月を経て現在まで残り、NGCからMS63の評価を受けています。

この銀貨を眺めることは、単に古い英国貨幣を見るだけではなく、第二次世界大戦下の英国という時代に触れることでもあります。


◆ 戦時下に作られた「銀50%」のハーフクラウン

本品には銀50%(.500)が使用されています。

現在の英国流通貨からは想像しにくいかもしれませんが、この時代には日常的に使われる貨幣にも銀が含まれていました。

しかし第二次世界大戦は、英国の財政や資源にも大きな負担を与えます。

戦後、英国では銀貨制度が大きく変わり、1947年からハーフクラウンを含む従来の銀流通貨はキュプロニッケル製へ移行しました。

つまり1942年の本貨は、英国で銀を含む日常貨幣が使われていた時代の終盤に位置する一枚でもあります。


◆ NGC MS63 ― 80年以上前の流通貨を未使用クラスで

本品は、世界的な第三者鑑定機関NGCによって鑑定され、MS63の評価を受けています。

「MS」はMint State(ミントステート)の略で、流通による摩耗が認められない未使用状態のコインに用いられるグレードです。

MS63では、製造時や保管時に生じた細かな当たりやスレなどが見られる場合がありますが、流通による摩耗のない未使用クラスとして評価されています。

本来は日常の支払いに使用されるために作られた1942年の貨幣が、80年以上を経てMSグレードで残っているところも、本品の魅力のひとつです。


◆ コインスペック

コイン名ジョージ6世 ハーフクラウン銀貨
発行年1942年
発行国イギリス(United Kingdom)
額面ハーフクラウン(2シリング6ペンス)
種類通常流通貨
統治者ジョージ6世(George VI)
材質銀
品位銀50%(.500)
重量約14.14g
直径約32.31mm
厚さ約2.3mm
発行枚数31,220,000枚
発行主体英国王立造幣局(The Royal Mint)
表面デザイナーThomas Humphrey Paget
裏面デザイナーGeorge Kruger Gray
カタログ番号KM#856 / Sp#4080
表面ジョージ6世 左向き肖像
表面刻印GEORGIVS VI D:G:BR:OMN:REX
裏面英国王室の紋章盾と王室モノグラム
裏面刻印FID:DEF IND:IMP / HALF CROWN / 1942
エッジリーデッド(ギザあり)
鑑定機関NGC
グレードMS63
認定番号6756435-043


◆ 市場での位置づけ・特徴

1942年のハーフクラウンは31,220,000枚が発行されたと記録されています。

発行枚数だけを見れば、極端に少ないコインではありません。

しかし、このコインの魅力は単純な発行枚数だけではありません。

第二次世界大戦中に発行された英国の通常流通貨であること、銀50%を含むこと、そして本品がNGC MS63という未使用クラスで鑑定されていること。

さらに、表裏のデザインには英国貨幣史を代表する二人の彫刻家のサインが小さく残されています。

「数字上の希少性」だけではなく、戦時下の英国という歴史と、細部まで楽しめるデザインに魅力のある一枚です。


◆ 歴史的背景 ― 1942年、戦争の行方がまだ見えなかった英国

1942年は、第二次世界大戦が始まってから3年目にあたります。

英国はすでに長期間の戦争を経験していましたが、まだ勝利が確実に見えていた時代ではありませんでした。

同年にはシンガポール陥落など英国にとって厳しい出来事がある一方、北アフリカではエル・アラメインの戦いが大きな転機となりました。

英国王立造幣局も戦争と無関係ではありませんでした。

多くの男性職員が軍務などに就いたため、戦時中には女性が造幣局の工場で働くようになるなど、貨幣を作る現場そのものにも戦争の影響が及んでいました。

そんな環境の中でも、人々の日常生活には貨幣が必要です。

この1942年ハーフクラウンも、戦争という世界史的な出来事の一方で、英国の日々の経済を支えるために作られた通常流通貨でした。

歴史の教科書では戦争や政治が中心になりますが、一枚の流通貨を見ると、その時代にも人々の日常生活が続いていたことを感じることができます。


◆ 図柄を読み解く

■ 表面 ― ジョージ6世と小さな「HP」

表面には、王冠を着けていないジョージ6世の左向き肖像が描かれています。

周囲には、

GEORGIVS VI D:G:BR:OMN:REX

という銘文があります。

そして肖像の首元付近をよく見ると、小さな「HP」の文字を見ることができます。

これは、この肖像を手掛けたThomas Humphrey Paget(トーマス・ハンフリー・パジェット)のイニシャルです。

この小さな「HP」には、興味深い英国王室史が隠れています。

Pagetはもともと、1936年に即位したエドワード8世の貨幣肖像を手掛けた人物でした。

ところがエドワード8世は同年に退位したため、その肖像を持つ通常流通貨が一般に発行されることはありませんでした。

翌1937年、弟ジョージ6世の貨幣肖像を担当したのもPagetです。

つまり、この1942年銀貨に刻まれた小さな「HP」は、エドワード8世の退位からジョージ6世即位へと続く英国王室史にもつながっているのです。


■ 裏面 ― 英国王室の紋章盾と「KG」

裏面には、英国王室を表す四分割された紋章盾が大きく配置されています。

盾にはイングランド、スコットランド、アイルランドを表す紋章が組み合わされ、その左右には王冠を戴いた「GG」の王室モノグラムが置かれています。

そして盾の下部付近には、小さな「KG」の文字があります。

これは裏面デザインを手掛けたGeorge Kruger Gray(ジョージ・クルーガー・グレイ)を示すサインです。

表面には「HP」、裏面には「KG」。

商品写真をご覧になる際には、大きな肖像や紋章だけでなく、こうした小さなデザイナーのサインも探してみると、このコインをさらに楽しむことができます。


◆ 状態について

【コイン本体】

NGCよりMS63の評価を受けています。

MS63のグレードが示すとおり、製造時や保管時などに生じた細かな当たりやスレ等が見られる場合があります。

コインの色合いや表面の状態など、詳細は掲載写真にてご確認ください。

【スラブケース】

NGC鑑定済みスラブに封入されています。

保管・輸送等に伴うケース表面の細かなスレ等がある場合がありますので、こちらも掲載写真にて状態をご確認ください。

アンティークコインやモダンコインなど、さまざまな鑑定済みコインを出品しています。
ぜひ他のコインもご覧ください。

◆ 当店のその他の出品コインはこちら


ご質問などございましたら、お気軽にどうぞ。

最後までご覧いただきありがとうございました。
素敵なご縁となりますよう、心よりお待ちしております。

※商品は写真に写っているものがすべてです。
※モニター環境により、実物と色味が異なる場合があります。
※発行枚数・コインの仕様等は公開資料をもとに記載しています。