江戸時代中期頃の作と思われる御本高麗茶碗です。
本物保証品、遠州流11世・小堀宗明宗匠により、「子宝」という銘が付けられております。
茶碗内側の三方に、戯れる子供と思しき模様が彫られており、何とも微笑ましい印象を受けます。
それに合わせるかのように、唐子文様の時代裂にて素晴らしい袋が合わせられております。
蓋甲には、金銀粉形で子宝と記されており、蓋裏に朱字にて、花押が書かれております。
全体は柔らかい白の総釉で仕上げられ、端反に撥高台と高麗茶碗の約束がしっかりと反映された作品です。
いかにも遠州好みといった瀟洒な姿をした茶碗です。薄茶席にとても映える逸品かと存じます。

口縁にわずかなアタリがございます。
その他は目立ったキズ等は見受けられませんが、時代を経ているためキズや汚れ等はございます。
お好きな方に是非お使いいただければと思います。。


寸法: 口径 13センチ 高台径 5.7センチ 高さ 7.5センチ