※金額の誤入札による取消・キャンセルはお受け出来ません
慎重にお考えの上で責任あるご入札を宜しくお願い致します。

◆◇【葵】正真生ぶ品完全初公開!まさに国宝級の凄まじき出来!古刀最上作『粟田口国吉』表裏に二筋樋彫物/中直刃/小沸付き、鼠足入り、刃中砂流し入り、金筋交り、地刃の沸が美しい最高傑作大名刀!黒塗革着桜花金蒔絵散鞘拵付属 本阿弥光遜鞘書◇◆

商品詳細


当方が長らくお世話になっております、屈指の名コレクター様よりお預かりさせて頂いた完全初公開刀となります!


最初本御刀を拝見させて頂いた時、一見して紛れもない名刀であることがわかりました。
本所有者様は屈指の愛刀家でおられますが、本御刀においては過去に古刀研究の権威であり、日本美術刀剣保存協会会長などを務めた本間順治氏にも直接見てみてもらったことがあるようで、その時の鑑定内容は『粟田口国吉』だったようであります。
その後、まもなく(昭和30年前後とうかがっております)、日本美術刀剣保存協会の本部審査に本御刀を出したところ、『粟田口国吉』と極められた特別貴重刀剣に合格し、その後約半世紀以上もの長い間、現所有者様が大切にどこにも出さずにご所有されていたとのことであります。
特別貴重刀剣合格時にはそのまま重要刀剣審査に出せば間違いなく一発合格するので審査にまわしたほうが良いと多方面より促されたようですが、何となくタイミングを逃し、そのまま今日まで所持し続けたようであります。

仮の話ですが、その当時重要刀剣に合格していれば、一桁台(第1回~第9回)の重要刀剣指定品となり、その当時の重要刀剣はそれはもう凄い刀ばかりだという噂は当方も以前より聞いたことがあり(当時は特重指定がまだ無く、重要刀剣が民間の指定では最高ランクになります。)そして、始まったばかりの重刀審査は募集ではなく協会から所有者にお願いしに行って審査に出した刀もあったとの話も聞いた事があります。一桁台の重要刀剣が世に出ることがほとんどないことを鑑みると、恐らく多くが特別重要刀剣に指定されていると思われ、重要刀剣のまま残っている物は少ないのではないでしょうか。

なお、所有者様が過去に海外に渡った際に、ご自身が持っている一番の名刀であるとして本作を持ち出しております。その際に 誠に残念ながら、その当時重要刀剣合格までお墨付きを頂いた元となる特別貴重刀剣認定書を過去に紛失してしまったようです。
その後平成18年に帰国し今日に至るまで大切に所持していたようであります。

もちろん過去の審査基準と現行の審査基準は必ずしも完全に一致するものではないことは承知しておりますが、ここまでの出来栄え/保存状態/研磨状態と全てにおいてパーフェクトといっても過言でない本御刀においては見る方によっては重要刀剣を超えるほどの『粟田口国吉』と評価されるまさに天下一品に一振りといってよろしいのではないでしょうか。

本来であれば本御刀のような名刀は時間をかけて出世させるべくものなのかもしれませんが、現所有者様のご年齢やご体調等を考慮し、所有者様のご意向に沿い本オークションに出品させて頂くこととなりました。

なお、上記のようなご理由もあり、大変異例のことと存じますが、本品は一度きりの値段がとまったところでの完全売り切り現況出品とさせて頂きます。


粟田口国吉は鎌倉時代中期に山城国を中心に活躍した刀工一派である粟田口派の日本刀剣史に名を遺す名工として知られております。
同工は則国の子と伝え、左兵衛尉に任じています。彼の子或いは弟子と伝える刀工に藤四郎吉光があり、また弟に国光がいます。現存する国吉の確実な太刀の違例は数振のみで、比較的に多いのが短刀であり、剣が数口あり、中にただ一口であるが「鳴狐」と異名のある大平造の打刀が存在しています。
国吉の活躍期は実存するものに弘安3年、「往昔抄」や「光山押形」に建治4年・弘安6年・弘安10年などの紀年銘が見られることにより明らかであり、これが年紀のあるものを全く見ない吉光の年代を推定する手懸りにもなっています。


 

【御刀概要】
造り:鎬造り(庵棟)
彫物:表裏に二筋樋
地肌:よく練り込まれた小板目肌
刃文:中直刃/小沸付き、鼠足入り、刃中砂流し入り、金筋交る
帽子:小切先で小丸風に返る
ハバキ:素銅地金着一重
茎:横鑢


目視の限りハギレ、刃こぼれ、膨れなどはなく現状のままで鑑賞頂けます!


※棟に三か所ほど誉れ傷が見受けられます。(誉れ傷とは刀の傷の中で唯一マイナス評価されないと言われています)
誉れ傷・・・刀剣を製作している最中に段接不良や不純物の混入によって出てしまう傷ではなく、戦闘時に相手の攻撃を刀身に受ける事によって出来た傷を言います。
傷として残る位強烈な打ち込みに耐えた、刀としてある意味優秀である証とも言え、その事から、こう言った戦闘によって生じた刀身の受け傷を誉れ傷と呼びます。


※詳細に写真をとりましたが、現物は写真よりも比べ物にならないほど遥かに良い御刀であるということに自信がございます。現物確認も可能であります。


刀身重量は約509gしかなく、手に取った瞬間に新々刀期や新刀期の御刀とはまったく異なる名古刀独特の軽量であります。


どうぞ二度とないこの機会をお見逃しなく家宝にしてください。

宜しくお願い申し上げます。


元 幅:約2.88cm
元重ね:約0.60cm
先 幅:約1.70cm
先重ね:約0.4cm
刀身重さ:509g


拵え
鞘・・・黒塗革着桜花金蒔絵散し
鍔・・・葵形鉄地四方猪の目透し金象嵌色絵打返し耳
大切羽・・・葵形赤銅磨地
目貫・・・赤銅地兜と薙刀図象嵌色絵
その他金具・・・赤銅魚子地


鎬造り・・・日本刀の造り込みの一。刃と峰との中間よりやや峰よりに鎬をつけたもの

砂流し・・・焼入れの際、刃中に現れる沸の働きの一つ。刃に沿って沸が線状に連なる様を、河原の水辺の砂が流されて描かれた模様に例えてこのように呼ぶ

金筋・・・刀の刃の鍛目に添って,特に強い光を発する沸の長い曲線

鼠足・・・直刃調の焼刃に現れる働きの一種で、ごく短い足を小足、さらに短いものを鼠足と称する。

大阪府より交付された銃砲刀剣類登録証が付いております。
袋付でご発送致します。
落札者様は、落札、購入後、銃砲刀剣類所持等取締法に基づき、各都道府県の教育委員会に所有者変更の届出が必要となります。必ず、所有者の変更をして頂きますようお願い申し上げます 。
支払詳細
・クレジットカード決済(Yahoo!かんたん決済)
※振込手数料は落札者様負担となります。
発送詳細
クロネコヤマトの元払いになります。
商品を厳重梱包する為、多少大きめの梱包になる場合がございますが
ご了承下さい。
※着払いの場合は料金が異なります。

ヤマト宅急便料金( 神奈川 から発送 / 160サイズ )
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注意事項
パソコン、撮影機器、照明等により実物と色合いが多少異なって見える場合が
ございます。
お取引終了まで誠心誠意ご対応させて頂きます。皆様ご安心の上ご入札下さい。どうぞよろしくお願い致します。
代理出品を承りますのでご売却希望の美術品(茶道具・武具・宝石類等)がありましたら、ご一報ください。 迅速・適正・確実に代理出品致します。


(2022年 5月 22日 18時 27分 追加)
※誉傷の大きさの写真です。