
相良港の廻船業者、西尾太郎平が荷主向けに出した広告。年未詳4月付。
製茶輸出のため、盛航丸・通快丸・大亀丸の蒸気船3隻を、相良港~横浜港間で4月30日から毎日運航することを伝えている。
「不用金銭 西尾廻漕店 遠江国 相良港」という朱印が捺印されている。
相良港は現・静岡県牧之原市にあり、西尾太郎平(西尾太郎兵衛)は明治時代に相良港で活躍した廻船業者。
静岡県牧之原台地産のお茶を輸出するため、蒸気船で横浜港まで運んだことが分かる史料。
【解読文】
広告
一、汽船 盛航丸
一、同 通快丸
一、同 大亀丸
今般、製茶輸出之便宜ヲ
謀リ、右三汽船ヲ以テ、本月三
十日ヨリ、相良・横浜間ヲ毎
日航海仕候旨、此如広告候也、
四月
相良港 西尾太郎平(朱印)
各荷主御中
【参考文献】
『相良町史 通史編 下巻』1996年