あだ名の「カリグラフォス（書家）」が示す通り、テオドシウス2世は文学者として高い教養をもって国内を治めた統治者です。

初期の東ローマ帝国において、ギリシャ＝ローマ文化を開花させ、コンスタンティノープルを高度な都市に発展させた立役者です。

有名な「テオドシウス法典」は古今東西のローマ法律の集大成であり、その後のヨーロッパの法典にも大きく影響を与えました。

また他方で、テオドシウス2世は軍人としても優秀な能力を発揮しました。

彼が建設した「テオドシウスの防壁」は、コンスタンティノープルを難攻不落の要塞都市とし、その後の1000年都市の基礎となりました。

そんなテオドシウス2世の治世を表すかのように、本金貨は表面に鎧で武装したテオドシウス2世の軍人像（ミリタリーバスト）が描かれ、

裏面には、都市コンスタンティノープルを擬人化した女神像が描かれています。

初期の東ローマ帝国でも傑出した英雄皇帝の美しい金貨です！

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