明治3年(1870)に発行された、史料 『 徳島藩職制 』です。和本。木版摺り。本文10丁。発行時点から刊記はありませんが、『 徳島県史 』第5巻677ページには、明治3年の欄に記載されています。『 徳島藩職制 』には、一枚摺りと和本の2種類があり、出品のものは後者です。  明治2年6月24日、徳島藩主 蜂須賀茂韶は、版籍を奉還して、あらたに徳島藩を置き、旧藩主茂韶は、改めて 知藩事に任ぜられました。徳島藩は、徳島城を公廨(藩庁)とし、総政・民政・会計・軍政の四局を置きました。『 徳島藩職制 』は 徳島藩の機構と各職務について書かれています。『 徳島藩職制 』については、岩村武勇『 徳島県歴史写真集 』306・307ページに写真入りで 明確に解説されています。 詳しい内容は写真欄をご覧願います。  両表紙と背に経年の変色・薄い汚れ・薄い小シミ・小折れ・小折れシワ・裏表紙に小穴あき1か所があります。本文中の摺り面は鮮明で、全体的な保存状態は良好です。  154年前の和本ということで、ご理解願います。  サイズはタテ22.2cm×ヨコ14.7cm×厚さ0.3cm。  ゆうパケット250円でお送りします。  ★保存状態の記述は、あくまで出品者の主観的な評価ですので、保存状態にきびしい方は、入札をご遠慮願います。