■当方で出品しているカーボン穂先は一般的には、磯ウキふかせ釣りと言われるようなジャンルの、主にクロダイやメジナ、イサキなどをターゲットとした釣り用のカーボン穂先で、
先径(先端)は0.7ミリとか0.8ミリとかかなり細く扱いに慣れていない方だと簡単に折ってしまいますし、ベテランの方でも場合によっては折ってしまいますので、
初心者の方、扱いに慣れていない方には不向きな穂先です。
簡単に折ってしまいますよ。という忠告、警鐘と受け取ってもらってもいいです。
■最近の取り引きの中で「悪い出品者」と評価される件がありました。
何回かコメントをいただき確認、返信したのが画像「9」です。
なんとこの方、10号のオモリを掛けてしまったと吐露、穂先の元の方を折ってしまったと。
穂先を買って、到着当日に穂先の調子を見たいからといって、
なんと10号(37.5g)のオモリを垂らし穂先を曲げ、曲がりがきれいだと確認していたところ折れたとクレーム、穂先の元の方を折ったそうで「お前は悪い」評価。理由はなし。まあ言えませんよね。
いいんですよ。これで。1万ちょっとも払ってるんですから。好きに評価してくれればいいです。
もうバカ過ぎて付き合いきれません。竿に対する「知識難民」「学び難民」と言っていいレベルです。
■10号オモリ、いやそれ一発アウトですよ。
遠投竿ではありませんから、10号掛けてちょっと振って集中負荷が掛かれば簡単に折れますから。逆に言えば折れて当たり前です。
私が出品している「磯ウキふかせ釣り」用の穂先は仕掛けの投入と当りを取るだけの為のカーボンの穂先ですから。
軽い仕掛け、10グラム以下の仕掛けを楽に投入出来るように先径の細いカーボン穂先が誕生した訳です。
一般的どのメーカー(D S G)も磯竿に関しては錘負荷を表示してありますが1.5号の竿だとほとんど1.5号~4号と表示してあるようですが、
では1.5号~4号、1号は3.75グラムですから、3.75グラム×1.5=5.265グラム~3.75グラム×4=15、
ようするに5~15グラムの範囲内の重さの仕掛けで使ってくださいという目安です。
扱いに慣れていない方は必ずこの範囲内で使った方が賢明です。
10号ですから、3.75×10=37.5グラム、メーカー推奨の倍以上のオモリを掛けちょっと無理すれば簡単に折れますよという証拠を示していただきました。
ありがとうございます。神奈川県三浦市の大石様(仮名)
■現代のカーボンロッドを使って釣りをするのであれば、折れる仕組み、なぜ折れるのか、理由を分かっていないと一生竿を折り続けますよ。不幸ですよと言う意味です。
せっかく楽しくて愉しみでやっている釣りなのに、竿を折り続けるって、本当に私はですが不幸だと思います。
(メーカーと釣具店にとってはいいお客様なんでしょうけど。)
という私も磯竿の穂先だけでも10本以上は折っていると思いますが、ちゃんと理由が分かっていますので納得はしていますが。
■折れない竿はない。集中負荷に要注意。限度限界を知る。
当たり前ですが、曲げていけばいつかは折れます。どの竿もどんな竿も。
例え小さな魚でもクレーンのように竿を立て魚を吊り下げれば竿は折れます。これが集中負荷です。
一点に力が集中してその部分が折れます。
メーカーが昔から言っているのは、竿を徐々に曲げて負荷を掛けていき、ある一定の部分で急に硬くなってくるような感じがした、曲がり状態、
これがもう限界に近い曲がりなんです。これ以上曲げれば折れます。
■集中負荷をバラシを最大限防ぐ。
魚とのやり取りの最中、元竿とライン道糸の角度が90度以下に狭くなったら集中負荷に注意、逆に90度以上に広がったらバラシに注意。
バラシに注意とは、90度以上に広がれば広がるほど竿の弾性弾力がなくなりますから。
■扱いに慣れていない方には出来るだけ安い穂先をおすすめしています。(当方では扱いはありませんが。)
カーボンの含有率の低い穂先は折れにくくて安いです。2,000円~3,000円程度販売されています。
日本のメーカーが海外生産品を売っています。
カーボンの含有率が低いとどうなるか、一般的には重くなり、張り感、反発感が弱くなります。
でもこの方がはるかに折れにくいです。反面、反発力が弱い分、軽い仕掛けの投入、遠投力が下がります。
でもこれも5.3mの竿ですから強く速く振ればいいだけですから十分カバーは出来ます。
それとガイドの合わせラインがありませんが、これもカバーできます。ガイドを直線状態でセットしてマーカー(シルバー、ゴールドなど)で、セットしたガイドの下側で「点」打ちすれば十分ライン同等の機能はしますので。
あとはやっぱり感度でしょうか。私レベルでも感じるわけですから、プロ相当の方では尚更とは思いますが。
初心者の方にはほぼ無関係だと思います。