原 聖(はら きよし)著、「《興亡の世界史 01》 ケルトの水脈」です。講談社刊、図版も大きく読みやすいハードカバーです。状態は、1ヶ所だけ傍線とメモの書き込みがありますが、それ以外はかなり良好です(※気になる方はご遠慮いただければ幸いです)。送料は、クリックポストで240円です。
★内容: ローマ文明とキリスト教におおわれる以前、ヨーロッパの基層をなしたケルト人は、どこへ消えたのか? 巨石文化からアーサー王の伝説、現代の「ケルト復興」まで、フランス、ブルターニュの歴史・信仰・言語を軸に、アイルランド中心の「ケルト・ブーム」を問い直す。
ローマ文明やキリスト教以前の「最初のヨーロッパ人」はどこへ消えたのか? ストーンヘンジに代表される巨石文化、渦巻きや植物の華麗な装飾文様、妖精や小人などの伝説・・・「もうひとつのヨーロッパの起源」として、近年注目されている「ケルト文化」。EUなど欧州統合のアイデンティティとして、また近代西欧文明への批判として復興の気運をみせている「ケルト」の実像を、古代から現代にヨーロッパ史の中で明らかにする。
また、ケルト文化に関心を持つ多くの人々が訪れるのが、アイルランドである。それは、大陸からブリテン諸島へ移住した古代ケルト人は、ローマ人やキリスト教徒に追われてアイルランド島にのみしぶとく生き残った――と思われているからだが、最近の研究では、この「常識」が否定されつつあるという。本書では、言語学からみた「ケルト文化圏」と、歴史学からみた「ケルト人」の奇妙な関係を明らかにしていく。
そして、なぜ近代に「ケルト」は復興したのか? フリーメーソン、ナチスとの関係とは? 土着の文化は、ローマ文明やキリスト教とどのように融合し、広がっていったのか。言葉や文字は、そして文化は、いかに変容し、伝わるのか。ナショナリズムの興隆とともに語られる「民族起源としてのケルト」とは――。フランス、ブルターニュ地方の異教的な習俗や伝説の検証から始まる、異色の、そして初めての本格的「ケルトの歴史」。
はじめに とりあえず、ケルトとは何か
第1章 「異教徒の地」の信仰
第2章 巨石文化のヨーロッパ
第3章 古代ケルト人
第4章 ローマのガリア征服
第5章 ブリタニア島とアルモリカ半島
第6章 ヒベルニアと北方の民
第7章 ノルマン王朝とアーサー王伝説
第8章 ケルト文化の地下水脈
第9章 ケルトの再生
おわりに 結局、ケルトとは何か
★著者、原 聖(はら きよし)は1953年、長野県生まれ。東京外国語大学卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。女子美術大学芸術学部名誉教授・客員研究員。学生時代にはフランス・ブルターニュのレンヌ大学ケルト学科に留学。専門は欧州言語社会史、比較民俗学。主な著書に『周縁的文化の変貌 ― ブルトン語の存続とフランス近代』、『〈民族起源〉の精神史 ― ブルターニュとフランス近代』、『ケルトの水脈』、『ケルトの解剖図鑑』など。
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