





■物草状(文久4年)稀書往来物
【判型】特大本1冊。縦282粍。
【作者】(石井カ)徳右衛門書。
【年代等】文久4年2月書。
【備考】分類「往来物」。陸奥国大沼郡喰丸(クイマル)村(福島県昭和村)で使用された手本。裏表紙見返しに「喰丸村、石井仙之助」と旧蔵者の名があり、その前に「七十五才ニ而、徳右衛門書之」とある。『物草状』は、一般に『物嗅状』と呼ばれる往来物だが、底本は所々文言が改変された異本。「従昔当世ニ至迄見苦敷事、荒々語為聞申。短気人振り、朝狂ひ、朝碁、朝鞠、朝尺八、野山皸(つ)き、川せゝり、博奕、双六、身之保化。物草者之為癖、悪言交りに一言云ふ…」と起筆して、京都における物臭者の様子を書き綴り、末尾を「惣而、力し者、餓鬼程あり。何の様にも不立故、我身は人に被見限、牢人計の頼成し」と結ぶ。本文を4行で記し、全文に朱筆の振り仮名を付す。
★原装・状態概ね良好。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。