
ワーグナー 楽劇 ラインの黄金 DVD プロープスト キュンツリ ブラハト シュースター 極美品 ツァグロゼク シュレーマー シュトゥットガルト歌劇場 2002
ラインの黄金のDVDです。全4曲を別々の演出家が担当して話題になった舞台で、2002年秋から翌年にかけての上演。中でもこの舞台は 演劇的にとても秀逸で、以前 大変に面白く観た記憶があります。演出家が4人入れ替わると言う事は、各作の印象がバラバラになる事は避けられず…そして その通りの結果ではあるのですが、個々の力量の対比は鮮明で、これは “黄昏” と並んで見事な舞台だと感じました。ちょっと ヴィスコンティの映画の様な設定が洒落て面白く 先ず目を引きます。“ラインゴールド” 自体が 目まぐるしいエピソードの連続で 演出の腕の見せ所ですので、大変に細かな段取りが付けられていて、観る側は “地下にはどう降りる” とか “黄金はどう積む” とか先への興味が尽きず お終いまで一気に観通す事になります。
斜陽気味の成金の“一杯道具”の豪邸に とりどりの人物が集った…かのような設定です。この行き方だと 黄金を盗まれても 支払いを迫られても さしたる大事には感じられないのが難点で、“エルダ”の件と“ラスト”もチグハグでちょっとだけ苦しいのですが、他はそれ程の無理が無く、“読み替え”もここまで来れば 見事だと思いました。
歌手達は 外見と演技力を最優先に選ばれているのだろうと推察され、また 相応の成果である事に感心しました。本場は 選り取りの凄い才能が揃っている事に驚きます。カーテンコールの熱烈ぶりからは アツい“地元感”が伝わり、羨ましいまでの文化の成熟ぶりが感じられました。
個人的には、ウォータンの 決して上品ではない…ペテン師臭丸出しのルックスが大ヒットでした。実際ウォータンはアルベリッヒ並みの人物に違いなく、それが見事に現前されて 思わず膝を打ちました。
嘗ては ワーグナーは大手レーベルの占有でしたが、CD DVDと裾野が広がり、一捻りどころではなく捻った感じの こんなスタイルの舞台まで楽しめるのは、誠に有難い事だと感じました。まだご覧にならない方には “是非”とお勧めしたく思います。
極美品です。本体 ケース ブックレットとも 開封時のままに大変に綺麗です。
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